思った以上に早い土地決定のスケジュール
土地探しのお話、 3話目です。
1回目は、こちら
2回目は、こちらの書いています。
それぞれクリックして読んでみてくださいね。
さてさて、
土地探しのスケジュールについてです。
早く決断しなければならない理由はこれまでにお伝えしました。
しかし、
土地を買おうと決めてから、本当に理想の家がそこに建つのか?
という 疑問というか、不安というは、
そんな思いを抱えながら家づくりは進んでいくのですが、
残念ながら
そんな暇さえ与えないスピード感で、土地購入は進んでいくことをご存知でしょうか?
こんな感じです。
①気になる土地が見つかった!
②土地を見に行き「いいなー」と思った
③不動産の営業マンから「どうするか次の週末までにお返事くださいね」と言われた
④次の週末、「買おうと思います!」と決断し、買付証明書を売主に提出するよう言われた
⑤同時に、住宅ローンの審査を行った(買付証明書には住宅ローン特約をつけていてローンが通らなかったら話はナシね)
⑥金曜日くらいには判明する、住宅ローンを借入するのに問題がないかどうか
⑦不動産の営業マンから連絡があり、「住宅ローンOKでました!!」と連絡
⑧「契約日はいい日を選んで来週でもどうでしょうか?」となり
⑨約1か月後に所有権が移り、住宅ローンが実行され支払いが始まります。
さて、ここで改めて質問します。
あなたなら、
いつ
どの時点
で家のことを考えることが出来るのでしょう??
これは誇張をしたわけでもなく、実際にこのようなスケジュールで決まっていきます。
土地との出会いから、その土地の所有者になるまで 2か月といったところでしょうか。
しかしながら
家を検討するのにはそれだけのスケジュールでは十分ではありません。
どんな家に住みたいと考えているのかをしっかり聞き取るヒアリングの時間、
その土地にはどういう家が実際に建つのだろうかを検討する時間、
実際のプランニングの時間、
そして 細かな部分の打合せ、色やデザインを考える必要もあるんです。
短くても4か月、 長い方なら1年ぐらいを要して打ち合わせを繰り返していくわけです。
当社の場合は、施工時間とほぼ同じ時間の打合せ期間が必要と考えています。
のびのび子ども住宅では
具体的には
5カ月(規模にもよりますが)が施工期間ですから、5カ月打合せ期間が必要とお考え下さいね。
しかし
土地が決まると2か月後には支払いが発生していき、
賃貸住宅にお住いの方ならその家賃と、土地のローンの支払いが発生するわけです。
それも数か月続きますから、焦りますし、しんどくなります。
不安も膨らむでしょう。
楽しい家づくりが嫌になる時間でもあったりして、 「これでよかったんだろうか?」
とマリッジブルーのようになる時期に突入します。
私はこんなスケジュールはあってはならないと思うんです。
どうして家を建てるんだろうか?
それを考えると 土地に住むために家を建てるわけではなく 家族と豊かな時間を過ごすために家を建てようと考えているわけです。
子どもの様子をうかがいしれる時間。
ペットと走り回れる時間。
趣味を楽しむ時間。
家のためにしっかりと時間をつくることは当然ではありませんか?
しかし、
実際は、土地が見つかるとあれよあれよと時が進んでいくわけです。
もっと、家のことを考えてほしいけど。。。
!!
だったら
先に自分が建てたい家はどういうものなのかを決めてしまってはいかがでしょうか?
土地を見つける前に 自分たちの要望とはいったいなになのだろう?ということを明確にし、
そこで、家族とどういう時間を過ごしたいと、何をしたいと考えているのだろう?ということを明確にです。
土地はありません。
ない状態でそんなこと出来るのか?
と思われるかもしれませんが、 ぼやぼやーとした理想の家を考えるだけでなく、
しっかりと図面にして、それが予算的にもどうなるのか 将来を知るための現状把握を土地探しの前でやってしまうんです。
あーそうか、
私たちはこんな家が本当に欲しいと思っていただき、
そして、
これがいくらなんだと明確になっていく。
住宅ローンや親からの支援、今までの預貯金などなどを考えて
それから家の費用がわかったから差し引いて、
差し引かれた費用で土地を見つけることが出来るとしたら、
安心してその土地を購入できるわけです。
これが最短ルート。
予測をしておくということ。
のびのび子ども住宅が設計事務所だけでなく、不動産会社を営んでいるのか
そのことについて次回はお伝えしていきます。
絶対に知っておいた方がいい土地探しのことです。
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