#くつろぐたき火を愉しむ家 =寝屋川市で注文住宅の新築工事 設計編=
寝屋川市で注文住宅の新築工事です
#くつろぎぐたき火を愉しむ家
のびのび子ども住宅では、各家にあった家の名前を付けています
以前は、●●市の家などといった名前も付けていましたが、そうではなく、ちょっと名前が長くなりますが、その家のテーマにあった名前のほうがいいかなーと思うようになりました
- もくじ
- 設計に取り掛かる
- 設計と近隣とのかかわり
設計に取り掛かる
設計って?何がどうよ~と思うかもしれません
何から始めて、何に着想をしていくのか。。。
まずは、今住んでいる家の雰囲気が非常に大事になると考えます
『新しい家に対するあこがれ』も大事なのでしょうけれども、今の家と大きく変えてはならないことも多々あるはずです
家のオリジナルのルールといいますか、ルーティーンといいますか、
そういうものって、そのご家庭独特のものであったりするので、あまり気づかないものです
当たり前だからです
しかし、第3者からすると、意外におもったり、へーそうなんだーって思うようなこともあったりです
その生活スタイルを理解したうえで、
更なる便利さや、憧れと現実の境界部分を見つけて可能なところを見つけていったりします
また、無駄に思うところを削っていったりしコンパクトさや
逆にあえての不便さを更に不便にすることで広がりや豊かさを作り出したりしていきます
まあ、なんのことやらと思うのですが、
設計って、設計者の主観がかなり入るのですが、
実際に住む方の主観がより大事なので、主観に主観を+するみたいな感じなのですねー
それもちょっとわかりにくいか。。。
先日遠出してイタリアンをいただきに四日市まで行ってきました
有名なお店です
おまかせで予約をしておきましたが
食べられない食材もありますので、それを事前にご連絡
あわせて
飲み物はお店のお勧めです
設計もそんな感じなんです
食べたいもの、でも全部が全部かなうわけではなりません、予算もありますから
そして
その料理にあうワインもご提案いただける、
この苦い野菜にはこのワインと一緒にすると苦さが爽やかさに代わる
この甘いお肉と一緒にこのワインをいただくと、しつこさがなくなる
食す人の体調や好き嫌い、そして食材のチョイスとその食材を生かす料理
設計も同じような感じだと思います
設計と近隣とのかかわり
では、寝屋川市で注文住宅の設計にあたってはどうだったのか?といえば、、、
土地の広さは十分にあり、高低差もない土地
近隣は、3層のマンションもあるので、将来を考えるとそれらに建て替わることも想定
つまり
土地を長きにわたってどのように活用していくのかがポイントとなります
また
何を見て、何を見ないか
あわせて
何を見せて、何を見せないか
そして
近隣の方にとって素敵だなーと思ってもらえる建物とは何かを考えることです
当然、住まわれるかたの意見が一番大事ですから
そういうことを考えると
今回の建物は
北側道路に面した敷地で、南側には畑や遊休地が広がっていること
東面は隣地との距離が近く、少し圧迫感が感じられるが
西側は水路を挟んで隣地ということもあり、余白がある
問題は
北側道路に対してのかかわり方でした
北側道路は6m近く広いのですが、道路を挟んで対側にはコンクリートブロックの高い塀が建っていて
もともと、『広さ』を実際よりも感じられなかったんです
しかし
今後の土地の活かし方を考えると
南側の庭部分は大きくとっておきたかったこと
それはお日様のチカラを最大限引き出す日射取得を得るためには南側に空地を大きくとりたかったというパッシブデザインの考え方からです
配置計画としては
東側に余白を大きくとれるような計画とし、北側には圧迫感がなく、且つ、ファサードとなるためデザイン性とプライバシーの配慮を十分考える必要性がありました
以前の建物は
瓦屋根の重厚感のある家
そこから大きく変化させて耐震性・断熱性・気密性・プライバシーの確保
そして
たき火を愉しむ空間
さらに
どこからでも時間を愉しめる家
いろいろ考えながら、プランを作り上げていきました
ファサードはファーストプレゼンテーションのままでほぼ変わらず
中のゾーニングは一部入れかえはありましたが、大きな変更はなく進みました
基本設計ができたところで、構造設計にうつり詳細設計を考えていきますが
それは工事の進捗とあわせてお伝えしていきたいと思います
次回は
設計の続きの基礎工事についてお伝えしていきたいと思います