#くつろぐたき火を愉しむ家=地盤改良工事=
のびのび子ども住宅 九万田です
寝屋川市の注文住宅の新築工事、
ブログは地盤改良工事をテーマですが、実際は、木工事も中盤になっています
コラム改良工事
建物の解体後、地盤調査を行いましたが、やはり地盤は悪く改良工事が必要でした
改良工事は、コラム改良工事といって
掘削と同時にセメントミルクを流し込み、その摩擦と支持で地盤補強を行っていく方法です
地盤改良の柱状コラム改良工事については過去のこの記事も参考になると思いますので読んでみてください
今回の工事は
工事面積が大きいので、工事期間もずいぶんと長くなりました
通常、1日、もしくは2日といったところをまるまる3日かかりました
本数がとても多く、全部で66本
かなり多いです
また深かった
昔の土地が田んぼだったことと、水脈もあったり、敷地の隣に水路があったりなどと水にかかわることの多い土地です
地盤は緩いのでしっかりと補強工事の計画を練る必要があります
地盤調査をして
必ずしも地盤改良工事が必要になるとは言えません
ですので、しっかりと内容を把握する必要があります
以前、設計だけを行っていた時に、なんでもかんでも地盤改良工事を行う会社がありました
地盤調査の結果状況を確認すると、深度も浅く、全体的に均一であるにも関わらず地盤改良工事をするというので、
内容説明を求めたことがあります
べた基礎で設計をしていることもあり、不同沈下が起きにくいことを考えると
地盤改良工事は必要ないと思うときは、しっかりと反論をすべきなんです
もう1社に試験結果を確認してもらうなんてことも必要です
地盤改良工事も
内容によっては100万円、200万円となります
100万円あったら太陽光設備が設置できるかもしれませんし、
キッチンももっとランクアップできるかもしれませんよね
やりたいことと安心して暮らすことは両輪で、片方だけというわけにはいきません
だからしっかりと考える必要があります
基礎の設計で、地盤に対して●●だから〇〇にするという変更だってありうるんです
べた基礎から、布基礎にする
根入れ深さを深くすることによって横揺れの対策を施すなどなど
いろいろ考えられます
改良工事完了
改良工事が完成すると、こんな感じになりました
ぼこぼこと出っ張っている部分が改良を下部分です
こんかいは基礎の高さをずいぶんと上げて設計しましたので改良帯が表に出てくることとなりました
つまり、基礎の底板が地盤面よりもあがってくる設計です
コスト面もだいぶ下がりますし、水災害についても心配ない設計になっています
シロアリも大丈夫ですね
あがってこれませんので
改良工事が終わって基礎にとりかかります
基礎との取り合いなど高さ関係に間違いがないかを再度確認をし、完了です
ちゃんと設計者として監理をして間違いのない工事をすすめていきます
さて
次回は基礎工事です