障がい者共同住宅 | 設計・施工・不動産 一級建築士事務所 のびのび子ども住宅 株式会社のびのび子ども住宅

障がいを持つ子どもたちが安心して一生暮らせる住まい

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近年、
障がい者の方が自立して
生活できる「住まい」が
求められています。

のびのび子ども住宅では、障がいのある方々ひとりひとりが、自分らしく心地よく暮らしていけるように「障がい者共同住宅」の設計にも力を入れております。
運営会社さまの取り組みのインタビューをご紹介します。

運営会社さまインタビュー

施設の運営をされている株式会社Link Ringの西野社長に、
障がい者共同住宅を始められた思いや問題点、これからの展開についてインタビューさせていただきました。

そこには九万田が知らない世界もあり、
そして当たり前だけど、そうなっていない現実もありました。


  • 西野社長1
  • 西野社長2


  • =障がいがある子どもたちの現状について教えてください=


    障がいがある子どもたちも様々で身体的に自由でない子供もあったり、精神的に不安定な子供もいたりします。

    ひとつくくりにできないのですが、多くの子供たちはその親の介護を受けながら生活をしています。

    比較的なんでも自分でできる子どもたちは就労支援など受けながら自立を目指して過ごすわけですが、

    そうでない子どもは親の介護を受け続けることになります。

    また、親も自分自身だけではどうしようもない状況になると、介護施設への入所になるわけです。


    親は自分の子供が五体満足で生まれてくることを望みますが、

    そうでないということが分かった時点で、なぜそうなったのだろう?自分のせいではないか?という思いが一生付きまとうことになります。

    かわいらしさや健気さを感じながらも、口にしない部分。

    何が不自由になった時やちょっとした病気になった時、

    他の子のように自分の子が出来ないの、健康に生んであげることが出来なかった自分のせいであると。


    決してそうではないのですが、どこか片隅にそんな思いを持っている方がいます。


    だから

    ずっと自分が面倒を見続けなければならないんだという決めつけをしてしまっている人がいるわけです。


    しかし、それが本当にその子にとって幸せなことなのだろうか?と。。。


    健常者であっても現在の大きな問題があります。

    それが、老々介護。

    80歳の親と60歳の子ども


    これは認知症などになった80歳の親を60歳の子どもが介護するという問題ですが、

    障がいがある子どもの家庭はその逆です。

    80歳の親が60歳の障害のある子どもの面倒を見るという現実が、いままさに起ころうとしているわけです。


    そして

    80歳の親がいつまでも健康に生きることができるのか?認知症を発症せずに子どもの面倒を見続けることができるのか?

    また

    60歳の子どもが親が亡くなった後どのように暮らしていくのか?

    そのことを考えるとこの事業をやらなければならないという思いに至ったんです。



    =どんな住まいが大事だと思いますか=

    というよりも、
    障がいがある子どもたちいついてまずは関心を持ってもらうことが大事。

    例えば、こうやってインタビューをしてもらうこと、


    設計をする人が障がいがある子どもたちの現状を知ってくれなければ、その家がどうあるべきかも考えられないわけで、
    残念ながらこうやってインタービューをしてくれて障がいがある子どものことを聞きたいと言ってくれたのはそんなにないこと。

    ドアの大きさがとか
    柱の大きさがとか
    そんなことは作り手の世界の話であって、障害がある子どもたちにとって過ごしやすい家とは何かをぜひ知ってもらいたいと思っています。

    だから
    こうやって話を聞きたいと仰っていただいたのは本当にうれしかった。

    こういう人が家を作っていってくれると安心だと思うから。


    子どもたちは早くから自立できるようにしたほうがいいと考えています。
    先ほどのように80-60の問題が出るようになっては、障害がある子がそこから環境を大きく変えること
    施設に入所することや、自分の面倒を見てくれる人が全く他人になってしまうといった
    環境の変化を受け入れることは本当に難しくなります。

    ですので
    20台にできるだけその環境を整えてあげることが大事だと考えます。

    親はそれを見捨てたと考えてしまう人がいますが、そうではないんです。
    これからの子どもが自立していく姿を見守っていく位置に自分は変わったんだと自分を許すような気持になってほしい。

    だから
    子どもたちが過ごす家は普通のあたたかなリビングダイニングがある優しい空間になるようにしたいんです。

    共同住宅は
    障がいがある子どもたちが一緒に暮らす場になります。
    まさに家族になるわけです。

    家族が家族らしく過ごす場はどういうったものなのか?

    通路幅も大事だろうけれども、家族らしくってどういうことって考えるとおのずとどういう家を望むかはわかってくるもの。

    そのうえで、障害がある子どもたちが安心して暮らせる家には欠かせない要素があるはずです。

    そういう家をみてみたら
    子どもが60歳になっても安心していられるなってその親たちは思うはずです。



    インタビューを受けて

    子どもがのびのび暮らせる家は私たちが提案する家そのものではないだろうかと九万田は思いました。

のびのび子ども住宅の提案

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1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅は
子どもがのびのび暮らせる家づくりを掲げて設計・施工をしています。

それは
子どもがのびのび暮らせる時間と場所があれば、その親は安心です。
そして
親はそれを願って子どもたちが過ごす場所を提供しようと日々頑張っているのだと思います。

私も子どもを持つ親としてそのように思いますから、きっとそうだろうと思うのです。


そこには
障がいがあろうが無かろうが関係ないのだろうと。


障がいを持つ子どもたちが安心して一生暮らせる


それは
障害があろうが、なかろうが、すべての親にとって同じ思いだと私は思います。


今回の建物のように
子どもたちの声が楽しそうに聞こえてくる、そんなシーンを思い描ける建物を
一つでも多く提案できることが、私の使命だと感じています。

運営会社情報

企業理念

人×人との”つながり”を大切にし、

支えたい、支えられたい場を生み出す。


さまざまな形で"つながり"をサポートし、

人×人とのつながる輪となり

安心と笑顔で 暮らせる環境を提供する。

会社名 株式会社Link Ring
代表者名 西野 佐登美
所在地 〒537‐0021
大阪市東成区東中本3丁目19番23号 東祥ビル6階
電話番号 06-6720-8895
FAX番号 06-6720-8896
設立 平成30年9月
事業内容 介護保険事業、医療保険事業、障害福祉事業

【介護・医療保険事業】
住宅型有料老人ホーム リンク生野 East・West
訪問介護事業所 リンクケア
リンクハート 訪問看護ステーション

【障害福祉事業】
就労継続支援B型 パーパス
共同生活援助 ひだまり