2025年建築基準法改正に伴う云々かんぬん | 設計事務所としてこだわる家づくりの10の基本 | お知らせ・ブログ | 設計・施工・不動産 一級建築士事務所 のびのび子ども住宅 株式会社のびのび子ども住宅

2025年建築基準法改正に伴う云々かんぬん

設計事務所としてこだわる家づくりの10の基本

のびのび子ども住宅 九万田です

まもなくですね、2025年建築基準法改正、

今まで準備をしてこなかった会社さまは大変なことになっているでしょうが、
のびのび子ども住宅では、あまり影響がないので通常運転です。

構造設計も断熱設計も自社設計なので、
通常運転でぜんぜん大丈夫!!


ただ、
審査機関がどうもたいへんなことになっているようで、さてさて建築確認はどれくらいの日数が必要になるのだろう??

ちょっとその点が不安になりますね


2025年の法改正は
そもそもですが、省エネの見直しがスタートだったような記憶があります

省エネな住宅にするために
断熱性能があがってきて、そして太陽光のパネルも搭載するようになったにも関わらず
あいかわらず建築基準は変わらずのまま。

家はずいぶんと重たくなってきていて、
何も瓦やぬりかべといった重さだけを検討するのではなく、断熱材や太陽光パネルといったたいへん重たい素材を考えなければなりません。

その流れのまま
4号特例が廃止され、一部を除いて構造計算の確認申請提出が義務化。


家を建てられる方にとってはいい方向に向かっていますが、
住宅品確法での耐震等級3で設計をしていた会社様にとっては許容応力度計算での耐震等級3をクリアーしていくのは
だいぶん、仕様の見直しをかけないといけないだろうから、大変な作業になるのだろうと思いますのと、

たいへんなコストアップにつながっていくのだろうなーとも思います。


多くの住宅会社では苦戦をしている感じです

先日も
構造の勉強会に参加しましたが、構造設計は外注に出していますという建築会社様がたくさんおられました。


自社でプランニングをした家の構造を構造専門の設計事務所に依頼をするというやりかた


構造は構造の専門の方がしっかりと考えるのは良いことなのですが、
やはり自社設計をしているものからすると、

プランありきの構造ではなく、
構造を考えながらのプラン設計のほうが、お客様にとってはなおいいのではないかとやはり思います。


プランありきの設計になると、どうしても、荷重の検討や力の流れなんかを考えずに進んでいくことが多いんです。
そうなると、力技

【力技】の設計はやはり無理がありますし、
無駄が生じます

やたらと大きな梁
やたらと多い柱

無駄なものがたくさんあって、お施主様への負担も大きくなることでしょう

2025年の法改正はいい方向に向かっているとは思いますが、
力技の設計が少しでも減ればいいなーと思います



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