階段
寝屋川市の新築工事も仕上げのお話に入ってきました。
その中でも、のびのび子ども住宅でこだわっている部分がいくつか。
その一つに階段をご紹介します。
階段ってどんな設計をしてもらいますか?
のびのび子ども住宅ならこうなります。
階段の基準
階段ってプランニングの時にどのように考えるのでしょうか?
最初?
最後?
なんとなくその時々に?
『この場所はなんとなく水回りエリアかな?』とかいったふうにまずはゾーニングをしていきがすが、
その時には
階段の位置はほぼほぼ決めておく必要がありますね。
どうしてかって??
1階と2階、もしくは3階までをつなげてしまうゾーンは階段だけなんですよね。
だから
階段というと、プランニングでは一番最初に考えるといっても過言ではありません。
リビングや玄関というわけでなく、階段のほうが先に考えているかな~
どうしてかというと
立面計画で建物の大まかなイメージがまずはありますが、
建物の形を決めて、建物の高さを決めて、階段の位置を決めるということになっていきます。
立面計画と階段ってどういう関係か?って思われるかもしれませんね、
建物の形を決めないと、建物の高さが決まりませんよね。
↓
建物の高さが決まらないと、階段一段一段の高さも決まってきませんよね。
↓
階段の高さが決まると、1階から2階まで階段を何段で登りきるのかが決まってきますから、
階段の全体スペースがどれくら必要かが分かってきます。
階段という必要スペースがどれくらなのかを把握しなければゾーニングって定まらなくなってくるんです!!
さて
そんな階段ですが、建築においてはどんな基準があるのかをまずはおさらいしてみましょう!!
階段は
使われる建物によって、その基準が変わります。
大勢が集まる施設だったり、小学校だったりはやはり階段は『危険な場所』になりますから
緩やかに大きくなっていたりします。
大勢が集まる場所は上り下りというだけでなく、『避難する方法』になりますから
その基準が大きくかかわってきます。
逆に
機械室にアクセスするような階段は、特定の人しか使わないものになりますので
比較的基準は緩やかになるわけです。
では住宅の階段はどうなるか?
建築では建築施工令23条から27条において階段の基準が設けられていますが、
その中では
住宅の階段の幅は75センチ以上、蹴上は22センチ以下、踏面は21センチ以上となっています。
上の画像をみてもらうと、幅・蹴上・踏面ってこのことかってわかりますよね。
こういうふうに決まっています。
そして回り階段の時は、
階段の踏板の寸法は狭いところから30cmのところの寸法を計測するように決まりごとがあります。
問題は
この階段は本当にゆるやかなのか?使い勝手がいいのか?
ということです。
建築の法律で決まっている寸法ですので、緩やかなのだろうと思いきや、
むちゃくちゃきついわけです。
上り下りがけっこう大変な階段の数字なんです。
上り下りしにくい階段の寸法だと思ってください!!
さすがにこんなに急な階段は最近でこそ見たことありませんが、
昔の家だったら普通にありましたね。
正直あぶない階段なわけです。
やはり一段一段の高さはもっと低くすべきです。
逆に、
踏面の奥行きを広げすぎると問題も生じます。
一歩一歩が遠い感じの階段になり、それこそお子様には歩きにくい階段になってしまいます。
のびのび子ども住宅の階段設計
寝屋川市の新築工事の家の階段はどうなっているのか?
図面を画像にしてみました。
階段幅:1087mm
踏面:230mm
蹴上:188.66mm
図面を見ても、その角度がゆったりとしていることがご理解いただけると思います。
また、
数字を見れば、その差が歴然ですね。
階段は上り下りする場所で、通路のような空間ですが、
毎日誰もが利用する場所であることを考えるならば、
その空間は安全なものにしなければならないと考えています。
階段一段一段の蹴上高さを188ミリ前途、最近では185mmか180mmで設計していますが、
そのようにゆったりと上り下り、特に下りるときに危険度がましますから下りるときの階段を意識して設計しています。
下りるときに意識とはどういうことかというと、
上るときよりも下りるときに手摺を使って下りるということ。
つまり
おおよその方が右利きだということを前提に話をしますが、
下りるときに右側に手摺が取り付くようにしているということです。
回り階段の時は
おりるとき、右側に手摺を取り付けられる様にするならば、
階段の回り方が必然的に決まっていき、そして1階と2階のレイアウトも決まってくるということになりますね。
そう考えると、
階段って本当に早い段階で考えられていることが分かりますようね。
たかが階段、されど階段です。
寝屋川市の新築工事の階段って実際に上り下りしたらどれだけ楽なんだろうか?
と
一度現場を見てもらうとよくわかりますので、知りたい方はぜひお問合せくださいね。