こどもみらい住宅支援事業
1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。
住宅補助金について続々と発表されています。
今日は「こどもみらい住宅事業」についてのおはなし。
こどもみらい住宅支援事業
新たな経済対策として様々なことが閣議決定されていますが、
住宅事業についても令和3年の補正予算案に
こどもみらい住宅支援事業
これが盛り込まれ、11月26日に閣議決定されたと発表がありました。
いつもそうなのですが、
補正予算が続々と決まり、年始にその詳細が決まっていきますが、
補助金スケジュールというのが分かっていきます。
令和3年度の補正予算での住宅取得者向けの補助金は
これになるんでしょうね。
最大100万円の補助金。
住宅取得者にとっては大きなメリットになりそうです。
さて、どんな内容なのかというと。
最大100万円といっても80万円かな?
最大100万円の補助金とあります。
わー100万円か!!すげー!!と思いますが、
100万円の対象は、ZEH、ニアリーZEH、などなど
ZEH基準になっていることとなります。
のびのび子ども住宅の仕様についてお伝えすると
外皮計算をすれば、当然6地域における省エネ基準をクリアーします。
高断熱高気密の住宅ですし、高性能な住宅なので、当然なのです(*´▽`*)
再生エネルギーを除く一次エネルギーの消費量が20%削減されていることも
条件としてありますが、
当然クリアします。
住宅設備、照明器具、換気設備、空調設備、すべて込みで提案させていただく以上、
これらの性能を入力すると20%は余裕でクリアーです。
実際に
もうすぐ着工のお客様の家は33%以上をクリアする結果ですので、OKです。
のびのび子ども住宅の高断熱高気密の住宅で高性能住宅に
太陽光やエネファームなどを追加すると、ZEH基準はらくらくクリアーしていきます。
で、
課題はです。
ZEHという申請課題です。
申請課題というのは何かというと、
ZEHであるということを、検査機関がチェックをして、それの証書をもらわないといけないということです。
いくら
九万田がのびのび子ども住宅の仕様は高性能だからZEH基準をクリアーしている!!といったからといって
補助金がもらえるものではなく、
その「証書」を申請して、もらわなければならないということです。
それが
BELSです。
みなさんは
長期優良住宅については聞いたことあるかもしれませんが、BELSについては聞いたことないかもしれませんね。
あまり浸透していないと思います。
そういう私も、いままでに2回しか申請をしたことがありません。
3回だったかな?
まあ、それほど利用されないんだということなんです。
どうして利用しないのか?
どちらかというと
ハウスメーカーよりの基準、いや、ハウスメーカーよりの補助金対策として利用されるからだといわれます。
どういうことかというと、
地域密着型の住宅会社などはグリーン化事業補助金を利用することが多く、ZEHの補助金は利用しない。
逆に言えば、
グリーン化事業補助金についてはハウスメーカーは利用できないのでZEHを利用する。
つまり
補助金のすみわけが、皆様のしらない間に行われているんです。
当然、私たちのような地域工務店や設計事務所がZEH申請をしてもいいのですが、
その申請よりもグリーン化事業補助金の方が金額も大きいですし、申請の書類が少なくて済む。
それが
長期優良住宅の申請になります。
長期優良住宅の申請書類があれば、グリーン化事業補助金が利用できますが、
ZEHはそうではなく、BELSの申請書類が必要になってきます。
住宅取得者様が長期優良住宅の申請をするほう、銀行の金利や他税制のメリットを考えると申請していきますが、
その流れでグリーン化事業補助金も使うという流れになりますので。
で
やっぱりZEHの申請かーとなります。
BELSの申請にもやっぱり手数料がかかったりしますので、100万円もらうのに手数料を支払ってまで
よりも
長期優良住宅の申請をしてそのまま利用できるほうが得かな?となって
ワンランク下の80万円の申請をしたほうがいいのではないかなって思います。
のびのび子ども住宅の仕様で普通に建てて、
長期優良住宅の申請をすれば、枠があてがわれると補助金が出るのであればそちらのほうがいいんじゃないかなって思うんです。
あとは
スケジュール。
これはまだまだ分からないことばかりです。
補正予算が成立しましたので確定していますが、
1月中旬に事業者登録、そして事業者登録が終わってから着工しなければなりません。
実は
1月着工を予定しているお客様に対して、どのような対応をすれば一番いいのかが悩みです。
事業者登録がどれくらい時間がかかるのか、
また、申請などれくらい手間がかかるのか
もう少し見極めたいのですが、さまざまなモノが遅延してきたり値上がりしてきたりしている昨今。
何が住宅取得者様にとってメリットがあるのか難しい判断時期です。
一日一日と情報が更新されているのですが、早くわかりやすいシステムにしてもらいたいですね。
またわかり次第ブログで書いていきたいと思います。