高槻市の住まいの耐震の補助内容拡大
おはようございます。
高槻市の1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅です。
高槻市の広報誌、高槻DAYSが配布されています。
のびのび子ども住宅も2月号に子育てと建築というテーマで取り上げてもらいました。
今月には家づくりについて考えている方への情報が載っていますので、シェアしますね。
住まいの補助金額が拡大!
高槻市の広報誌の5月号に
住まいの耐震とブロック塀撤去の補助内容が拡大という記事が掲載されていました。
大阪北部地震が2018年6月でしたので、もう5年になります。
そこから大きな地震は起きていませんが、地震に対しての備えがやっぱり必要。
忘れたころにやってくる地震ですから、まずはご自身の家が大丈夫なレベルなのかどうかの判断をすることが大事です。
それが耐震診断。
耐震診断は以前まで補助金が全額出ませんでした。
9割にとどまっていたんですよね。
しかし、高槻市の耐震診断の補助金額が100%満額出るように変わるとのこと。
耐震診断は、
家が地震に耐えられるかどうかを専門家による診断を受けなければなりませんが、
のびのび子ども住宅も当然やっています。
九万田はご存知のとおり1級建築士ですが、
他に建物の診断ができるための資格、既存木造住宅の耐震診断・改修講習会を受講しており『一般診断法講習会』を受講修了しています。
またあわせて
住宅のインスペクションに必要な、既存住宅状況調査技術者の資格の有していますので、
既存建物の調査はばっちりやっています。
どうしても新築住宅がメインと思われがちなのですが、
既存物件についての活用方法を考えておられる方や、既存物件を購入してフルリノベーションを考えておられる方にお役に立っているんですよ。
さて
その資格を持った専門家が耐震診断をまずは行っていきます。
家の床下をもぐったり、家の小屋裏を確認したりしながら金物の取付状況、筋交いの量、基礎の状態などを確認。
もちろん、目視できない部分はいまある資料やお住まいになっている方からヒアリングをして確認をしていきます。
特に昭和56年6月以降の建物は新耐震基準といって、現在の建築基準法に合致した建物ですが、
昭和56年5月31日までの建築物は旧耐震基準のため、耐震性が不足している建物として判断されます。
こういった建物は、空き家・今お住まいの住宅をあわせると2350万戸全国にあるといわれています。
大きな地震には耐えられないと考えられている旧耐震基準の建物はぜひ耐震診断をまず行ってみてはどうでしょうか?
耐震補強工事って?
まずは耐震診断。
診断の結果、倒壊する恐れがある、傾く恐れがあるなど、地震によってどれくらいの被害をこうむりそうかの判断をし、
耐震補強をすればどれくらいまで被害が小さくできるかの診断書を提出していきます。
何件か行いましたが、
やはり旧耐震は地震や台風の被害から家を守るための筋交いといった耐力壁は不足していたり、
現在の新築住宅では当たり前になっている構造金物の取り付けが不足している建物がほとんどです。
そして
それらを改善するために耐震補強工事を行います。
例えば部分的に壁を破って金物を取り付けるのもその方法です。
こんな風に部分的に壁を切り取って金物を取り付ける。
そして、石膏ボード等で復旧し、クロスも復旧。
できるだけ最低限の穴をあけることで工事を進める方法もあります。
このように梁と梁の緊結がなされていなかった場所には
こういった金物を取り付けることにより強度を増すなど様々な工事方法があります。
当然全部をめくってフルリノベーションを行うことも可能です。
そうなれば
耐震補強だけでなく、同時に断熱補強を行えることとなり、耐震性と省エネ性の2つが備わる家に生まれ変わります。
既存の物件だからダメだというわけでなく、
しっかりと補強工事を行い、断熱性能も高めれば十分後世に残る家に生まれ変わることができるんですよね。
小冊子プレゼントしますよ
詳しくはお問い合わせいただければご説明するのですが、
まずは知ってみたいという方には耐震性のことがわかる小冊子をプレゼントしています。
ホームページのお問い合わせから
耐震の小冊子希望と書いてお送りください。
本当に大きな地震が来てからではたいへんなんです。
補助金もでるのであれば、それを利用しながら住み続ける家に生まれ変わらせてはいかがですか?
また、中古物件を買ってフルリノベーションして自分らしい住まい方と耐震性・断熱性をもちあわせた家を考えてみてはいかがですか?