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基礎工事,新築工事

こんにちは
寝屋川市の新築工事も随分と進んでいます。

前回のお話は地盤改良についてでしたが、地盤改良が終わると基礎工事に入りました。

地盤改良のブログはコチラからお読みくださいね。
 寝屋川市の新築工事=地盤改良=


さて高槻市の設計事務所であるのびのび子ども住宅が施工をするとこんなチェックをしています。
基礎工事のお話です。

もくじ
基礎工事がどうして大事か
基礎工事の進み方
打設の時も大事!!
前の記事はコチラから

基礎工事がどうして大事か

基礎工事,鉄筋工,新築工事

基礎工事が4月の中頃から始まりました。
ブログ記事までずいぶん時間が経ってしまって。。。嗚呼、忙しい。。。


さてさて、

基礎は建物の一番下に来る場所。
建物のすべて荷重を支え、また地震からの揺れを一番最初に感じる場所でもあります。

そういう意味で、基礎工事は大事なんですよね!!
ってよく言われます。


当たり前の話ではありますが、それは本当であり、とても大事です。


そして
わたし、のびのび子ども住宅の九万田が思うに、もっと大事でホントのことは


基礎工事はやり直しが効かない

これが一番大事で本当のこと。


というのは、

思った以上に基礎工事の工程って短い間に進んでいきます。
もちろん、ゆっくりゆっくり時間をかけて工程を組んでもいいんですが、
やはり無駄なく進めていくこともコスト意識を持つことから大事であります。

そこで
基礎の工事にチェックがあわただしく進んでいくわけですね。


しかし
コンクリートは硬化するとカッチンカッチンになります。
その下の部分がどのようになっていたのかなんてことは分からなくなってしまうわけです。

だから大事。

後戻りが出来ないからこそのその時その時のチェックが大事だということです。


そうですねー
新築工事においては瑕疵保険という制度というか義務というか
瑕疵担保保険に加入し、基礎工事の時のチェックがあるわけなんですけど、
それだけに頼っている会社さんってよくあると思います。


基礎の工事は瑕疵保険でチェック。

で、
自分でチェックしてる??一応。。。まあ、見てますけど。。。よくわかんないから。。。


的な。


地盤改良の記事でも少し触れましたが、
建築と土木って似て非なるもの。

木工事は知っていても
土工事は全くわからないっていう会社、意外と多いです。


だから
基礎工事は基礎屋さんに、鉄筋工事は鉄筋工事屋さんにまかせっきり。
また、そのチェックもまかせっきり。


基礎は建物の一番下に来る部分で、地震の時に一番最初に揺れを感じる部分で大切です!!
って豪語するにもかかわらず、基礎工事についてはあまり知らない人が多い気がします。


後戻りできない工程ではしっかりと自分自身でチェックしているという会社が大事だとおもんですよね。


では
その後戻りできない工程はどんなふうに進んでいるのか?
また、どのあたりをチェックしなければならないのかをお伝えしていきましょう!!



基礎工事の進み方

新築工事,基礎工事,掘方

基礎工事は
●墨出し(位置出し)

●掘削

●防湿シート

●捨てコン

●鉄筋組立

●ベースコンクリート打設

●型枠組立

●立上りコンクリート打設

と大まかにはこんな感じで進んでいきます。

位置出しは、昔はバカ棒とかトンボとかいう目印を立てて糸を貼り位置出しをしたものですが、
今は住宅であれば機械もいいものがありますのでレーザーで図って位置を決めていきます。

それでも確認するときは、
3:4:5

小学生?中学生?の数学の時間に習いましたよね?
辺の長さ。
辺の長さの比率で間違いないかを確認します。
あと基準高さからいくらの設定にしているかなども同時に確認していきます。


位置出しとか掘削とか当然大事なのですが、
家の良しあしに関わるまず最初のチェックは、防湿シートでしょうかね。


つちの上にシートを敷きこみます。
シートも既製品ですので継ぎ目が出ますが、その継ぎ目の重なりがちゃんとあるのかないのかのチェック。
のびのび子ども住宅では15cm以上重なっていることとしています。

写真では25cm重なっていますからOK!!

そして同時に破れがないかどうかのチェック。

こういうことはどうして大事なのか?
というのは、土からの湿気がコンクリートに影響を及ぼします。
コンクリートは非常に良い工事なのですが、その仕上がりの良しあしで長持ちするのかしないのかに影響します。

湿気が上がるような防湿フィルムの仕上げ、重なりが不十分だったり破れがあったりすると
コンクリートに包まれた鉄筋が年月を重ねるにつれてコンクリートが中性化しさびやすくなるわけです。

だから
鉄筋のかぶり厚さのチェックもしなければならないし、防湿シートが破れていないか、ちゃんと重なっているかなど確認するわけです。
結構たいせつなことなんですよね。


その次に大事なことは
やっぱり鉄筋組立です。


先ほどの続きになりますが、
鉄筋が土にかぶるところは60mm以上になっているかどうか。

上の写真は70mmありますのでOK!!


鉄筋の接手部分が鉄筋の太さの40倍以上になっているかどうか?
鉄筋が13mmなのでその40倍は520mmですから、写真は570mmありますのでOK!!


鉄筋のコーナー部分も同じく40倍。


その他には
アンカーが図面通りになっているか?