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寝屋川市の注文住宅 新築工事=防腐防蟻処理=

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防腐防蟻処理
梅雨らしい日が続くようになりました。
つい最近までカンカン照りの日が続いていたのに、やっぱり梅雨。

梅雨の時期って、あれがうじょうじょしだす時期ですね。
あれです。シロアリ。

今日はそんなお話をしていきます。
もくじ
木が腐る、シロアリに食べられる
AZN乾式加圧式木材保存処理
これまでの記事は

木が腐る、シロアリに食べられる

木が腐る、シロアリ

この梅雨時期、ジメジメした季節、
そう、シロアリの被害が出だす季節です。

とはいえ、シロアリはもうすでに年中仕事をするヤツで、梅雨だけの問題でもなくなっています。

北海道や青森に関して言えば、被害が少ない地域とされていますが、
季節だけでなく、もう、こんなに日本全国が暑くむしむしとする気候の現在となっては、全国一律にしてシロアリの心配をやはりしなければならないのではないでしょうか。

そして
新築をするとき、さまざまなことに気を使って計画をすすめますよね、

プランはもちろんですが、耐震性、断熱性、素材、そして、気密性。
さまざま大切にしたいことがありますが、さて、
先述のシロアリ対策はどうですか?


シロアリ対策はどのようにしていますか?


『うちは、べた基礎やし、通気工法だから大丈夫!!』


『えーマジ??それだけじゃあかんのちゃう?
 うちは、土台をヒノキにしたから安心やわー』


『えーマジでマジで???
 それだけじゃあかんやろー、
 うちは、防蟻処理してもらったでー』


『えーマジでマジでマジで???
 防蟻処理も自然素材のもの使ってる??
 うちは、ホウ酸系の防蟻処理してもらったでー』


というふうにいろんなパターンがあるんです。

うちはちがいますけどね。


べた基礎、通気工法って今やおおよその会社がそうやっていますが、べた基礎だから大丈夫なんてことはないし、通気工法も蒸れ腐りが起きにくくなっている工法だからであって
安心のレベルには程遠いです。

べた基礎についても
基礎の打ち継ぎ部分

ベースと立上り部分の継ぎ目は弱くなりますし、そもそも配管部分の処理ってどうしているんですか??
というふうになります。




たとえば、基礎の水抜き穴といわれる部分とかあります。



これは水道の引込部分です。

こういうところって、べた基礎だからシロアリが来ないってどうしていえるんですか??って思いませんか??
おもいますよね。


コンクリートのちょっとした隙間があったら入ってくる奴らです。
こんな大きな隙間があったら入ってきます。どんどんきます。



ヒノキは万能ですか?
そんなわけありません。

そりゃーやわらかい杉とかにくらべればヒノキはその匂いが虫が嫌うといいますが、食われる可能性が低くなります。
でもね、
木の柔らかい部分(=シラタ)はやっぱりおいしいらしいです。
(直接シロアリから聞いたことはありませんがおいしいらしいです)

よく食べられています。



で、で、で

防蟻処理も人的被害が少ない5年物の保証。
そして
5年たったらどうなんねん、って思いますよね。


5年たって、シロアリに食われて、どうなるの?

せっかく設計で耐震等級3で計算して施工もばっちり。
でも維持管理にあまり関心なく、防蟻処理は普通にやった。


5年後、湿気で柱が腐り始め且つ、シロアリに食われる。

食われた柱は強度もなく、そんな柱に筋交いが取り付けられている。

地震に安心な家!!!!!いえーい!!そんなわけありませんよねー

シロアリに食われた柱が地震が起きた時、その揺れに抵抗できるものかってどう思います??
そんなことありえないでしょう。


そして
ホウ酸系の防蟻処理。

水溶性なんですよね。
みずに溶け出すということです。
現場が雨でぬれてしまうと、ホウ酸系の防蟻処理は水で洗い流されると思った方がいいです。

本当にいいんですか?って思います。

AZN乾式加圧式木材保存処理

AZV,防腐防蟻処理

キッチンとかお風呂とか、照明器具とか、床とか壁とか。
それも本当に大事。

でもね

見えなくなってしまう部分で、大掛かりな工事をしないとやり替えができない部分の部材。

これってもっと大事です。

その部材は
耐震性の部材であったり、
断熱性能・省エネ性能の部材だったりします。

そして
維持管理性能の部材もそうです。


先ほどもお伝えした通り、
設計段階で構造計算をちゃんとして、許容応力度計算で耐震等級3を担保しました。
その上で
施工もばっちりやりました。

でも、維持管理の部分は従来通りの防蟻処理をしました。


5年しかその効果がないとされる防蟻処理。
かべの中の結露によって木が蒸れ腐れを起こす。
それからシロアリに食われる。


せっかく耐震等級3を許容応力度計算で行ったとしても、地震が来た時に抵抗する柱は土台、そして筋交いがシロアリに食われていたとしたら本当に地震に耐えられる家であり続けられるのか?

考えたことありますか?

この機会にぜひ考えていただきたい。


だから
その効果ができるだけ長く続く維持管理方法を提案しなければならないとのびのび子ども住宅は思っているんです。

それがAZN乾式加圧式木材保存処理です。


実はむちゃくちゃ探しました。

同じような工法の処理方法があります。
『●●色の柱』なんて言われています。

その処理をした柱や土台が緑いろ、あ!言っちゃった!!になるから、●●色の柱なんて言われています。


いいんです。いいんです。
しかし、土台の大きさは10.5cmとか、柱は10.5とか、なんか決まっているんです。
決まっていて、変えられないんです。。。


いや、のびのび子ども住宅は土台は12cmですし、柱も外周部は12cmですし。
断熱材の厚みを考えると、10.5cmよりも12cmがいいし、通柱の仕口の部分の欠損を考えると10.5cmって不安だし。。。

と訴えても絶対変更してもらえないんです。


うちの基準を曲げてまでそこを利用する価値はありませんから、探しました。探しに探してありました。


兼松サスティック!!


そして
これに決めました。


どうしてって??