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寝屋川市の注文住宅 新築工事=防腐防蟻処理2=

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防蟻材入断熱材

1級建築士事務所 のびのび子ども住宅 九万田です。

梅雨らしい空模様が続く毎日です。

こんな時期は、本当にシロアリについて考えるときかも。

今日も引き続き防蟻処理についてお伝えします。

もくじ
基礎断熱の防蟻処理
基礎貫通部も処理
これまでの記事はコチラ

基礎断熱の防蟻処理

防蟻処理

前回は防蟻処理についてお伝えしました。

のびのび子ども住宅では、土台と大引の材料をヒノキ材を使用しています。


そして、

それだけでは防腐防蟻処理については不十分と考えているので

防腐防蟻処理薬を工場で加圧注入した材料を使用しているとお伝えしました。

土台・大引だけでなく、

1階の柱、間柱、そして筋交いといった部材はすべて加圧注入した材料を使っています。


詳しくは前回の記事を読んでみてください

  前回の記事はコチラ


そういった材料を使っていますので、安心といいたいところですが、

やはり基礎部分についてはいろいろとかんがえなければならないんです。

それが

基礎の貫通部。


基礎コンクリートには様々な隙間があり、それらをふさいでいく処理をしなければなりません。


どんな部分にすきまがあるかというと水道の引込部分や、汚水配管の隙間などです。

こういった部分が外部の土と接する場所となり、その隙間からシロアリがよいしょよいしょと入ってくる可能性があるわけです。


入ってしまったら、基礎の断熱部分をむしゃむしゃと食べて、もっとおいしい木があるぞってな感じで上に上にあがっていきます。

そうならないように

防ぐ必要があり、

防腐防蟻処理をされた材料をいかに使っていくかが大切になります。



特に基礎断熱部分に関しては十分配慮しなければなりません。

寝屋川市の新築工事も基礎断熱を採用していることから同部分に関しては防腐防蟻薬が配合されている現場発泡ウレタン材料を採用しています。


ぷしゅーっと吹き付けるわけです。

基礎コンクリート部分と土台部分との間には土台敷の時にお伝えした気密パッキンが採用されているわけですが、

さらにさらに、その隙間がなくなるように加え、

断熱材の切れ目がなくなるように

土台と基礎と基礎断熱の隙間を隠すように現場発泡ウレタンを吹き付けます。




吹き付けることにより隙間がなくなり、

断熱部の欠損がなくなります。


コンクリートがむき出しになると、その部分が熱橋となり、空気が冷やされます。

その他の部分が断熱材で覆われているのに、その部分のみが冷やされると、熱の移動が大きくなって、その部分だけが結露を起こしやすくなります。


この作業を基礎の外周部になる部分と、そこから立ち上がっていくる1mの基礎部分に関して全部行います。


防蟻処理の材料を使いながら断熱をしっかりやっていくことが大切になっていくわけです。

どうしてですか?


それは

基礎の内部って定期点検以外に確認することってお客様はないからです。

定期点検も1年ごとにやったとしても、やっぱり1年ごと。


毎日目にするところはわかることが多いですが、1年に1回しか目にふれることがないのであれば、やっぱりしっかりとした施工をする必要があります。

基礎貫通部も処理

防蟻処理

基礎貫通部です。

先にも述べましたが、基礎には貫通部がいくつかあります。

そういった部分を処理しておくことが大事。

防腐防蟻処理材が混入されたシーリング材でしっかりと詰め込むこと。

いろいろな部分がありますので可能性をすべてつぶしておくことが大事になります。


水道の引込部分だったり、ガスの引込部分。

汚水配管が出ている部分もあります。

しっかりと防ぐことが大事です。


ちょっとした隙間もなくすことが大事になります。


汚水配管の蹴りだし部分とかは地面に近い部分にありますから、這いつくばりながらコーキング処理をすることになるのですが、

時々、そんな作業をしている私を見て

『なにやってはるんですか??』といわれることがあります。


設計事務所の建築家って図面だけを描いているイメージがあるでしょうけど、

九万田は結構、現場で作業していたりするので、お施主様にもびっくりされることがあったり無かったり。



基礎の内部からも外部からもしっかりと防腐防蟻材の混入されたシーリング材で蓋をしていくことによって

気密性もあがっていきますから断熱性能や省エネ性能にも満足のいく結果になっていくわけです。



防腐防蟻処理についてはここまでですが、

実は断熱材についてもお話をしていく必要があります。

次回は断熱材、


のびのび子ども住宅が断熱材について考えていることもお話していきたいと思います。