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#takatukiヌックのある家 コンクリート打設

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すっかり寒くなっています。
高槻市。
新築工事の作業にはちょうどいい季節なのですが、朝晩は寒いですね~

#takatukiヌックのある も 今週は上棟!!
その前にブログは基礎コンクリートの続きのお話~

もくじ
良いコンクリートを使って
コンクリートの打設

良いコンクリートを使って

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基礎の工程には3つあって、

  1. 掘方
  2. 鉄筋
  3. コンクリート

ということをお伝えし、今回はその3回目=コンクリート打設=についてお話したいと思います。

まず大前提は、基礎の構造設計がしっかりできているかどうかということになります。
建物のすべての荷重、屋根から床、壁にいたってもすべて柱を伝い土台を伝い、基礎に伝わってきます。

ですので、
許容応力度計算を行い基礎の構造を検討するのは当然なわけです。

そして
そのうえで、コンクリート打設を行います。


コンクリート打設で大事なことは

良いコンクリートを使った、
強度と耐久性に優れた鉄筋コンクリートになるように打設すること

の2つに絞られてい来ると思います。


では、
まず、良いコンクリートとは何かということになりますね。

良いコンクリートとは
3つの要素を持ち合わせたコンクリートで、強度・耐久性・施工性の3つです。

コンクリートの強度とは
良い材料(中に入った骨材やセメント)とセメントペーストの強さ(水とセメントの比率)で決まってきます。
して
調合によって何年くらい持つコンクリートになるのか、その耐久性を決めていくことになるのです。

しかし
水とセメントの比率(水セメント比)を小さくすること(水を減らす)ことによってコンクリートは密集したものになり、
耐久性を向上させることが出来ます、
強度・耐久性がぐーんとアップする一方デメリットもあるんです。

それが
施工性。

耐久性と施工性は真逆といっていいもので、
工事をするには施工性が高いほうがいいのですが、耐久性が下がるコンクリートになるということですね。

どういうことかというと
施工性のいいコンクリートは、いわゆる、しゃぶこんというもので、聞いたことがあるかもしれませんが、
さらさらだということ。

いまはそんなコンクリートを使うことはないのでしょうけども。。。

施工性がいいのは流動性が高いということで、
隅々までコンクリートをいきわたらせることが出来ます。

しかしそれは、かなり分離したコンクリートが隅々までいきわたっていて、
セメントペースト状のものだけがということになります。

粗骨材と言われる石がいきわたらずセメントとなった部分、つまりコンクリートではない状態になっている可能性があります。

施工性がいいから楽ですが、分離してしまっているというデメリット、
要は耐久性が低いコンクリートになっているということです。

では
水を極力減らしたコンクリートで施工性が悪い場合が強度も耐久性も高くなるかというとそうではありません。

それは
コンクリートを打設する人の腕にかかっているといっても過言ではありません。

施工性が悪いと隅々まで行き届かなくなりますから、
コーナー部分や人通口といった型枠が細くなった部分にコンクリートが回りにくくなってしまいます。

そうすると、ジャンカという粗骨材だけが集まってセメントがいきわたっていない空隙の多い不均質な部分が出来上がります。

ジャンカ、ス、あばた、などといいますが、
それは、隙間があるということですから水がまわって将来中の鉄筋に水が入り込みさびが生じる可能性も高いということになります。


しかし
それは腕です。

工務店、コンクリート打設者がしっかりとバイブレーターで充填させていったり、型枠を小刻みに叩き振動を与えることでコンクリートの隙間を無くしていくことが出来ます。

のびのび子ども住宅では、この部分の打設は注意してほしいといったことを打設時に伝えます。
鉄筋が密集しているところなどは特にそうなります。

本当に
コンクリートは手をかければかけるほど、良いものが出来上がり、強度そして耐久性が増すのです。
ちょっとしたことで変わります。


良いコンクリートを使ってといいますが、
では、よいコンクリートの見分け方になります。

当然、
現場サンプルをしっかりととって、コンクリート破壊検査を行うことが重要です。

まずは
調合計画どおりになっているかどうかを設計者に確認をすること。

そして
現場サンプルのスランプ値(下がり値)が通常18センチ以下(だいたい15センチとかの値になると思います)。

空気量のチェックや塩化物量のチェックなど、コンクリートのミキサー車が到着した時に行い、
その結果を確認してから打設をすることが重要になってきます。

スランプ値がそれよりも大きければ、先ほどの施工性が高くなるけれど耐久性が下がるようになりますし、
空気量が大きければコンクリートの強度が下がります。

4.5%以下という基準がありますが、当然それよりも下回ることが必要ですね。

それらのチェックをして打設。
通常、それらの内容に間違いなければ、1週間後の破壊検査、4週間後の破壊検査も問題はありません。



コンクリートの打設

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打ちこみの時に注意すべきことは何かですが、
  1. できるだけ低い位置から打設する
  2. 横流しはしない
  3. できるだけ短い間に打ち込む


特に注意が必要なのはできるだけ低い位置から打ちこむということです。

正直な感想ですが、
ポンプ車から出ているホースはむちゃくちゃ重たいです。
むちゃくちゃ重たいので、宙づりにしてそこからシュートするほうがずーっと楽です。

しかし
そこから写真のようにいったん担いで打設するのは理由があります。

それは

ポンプのシュートの先から均一な状態で放出されるようにするからです。

ポンプから送り出されるコンクリートが高い位置からどーんと流されると思いものが先に出され、軽いものがあとからついてくるようになります。

若干の分離がもうそこで行われるということです。
ではなく、落下高さを低くして打設することが大事です、

そうやって打設されたコンクリートを

バイブレーターで振動させ平たくさせていき、
たたき締めを行い締め固めていきます。

表面をこてで押さえていき平滑にきれいに仕上げていけば完璧です。

養生は7日以上、

#takatukiヌックのあるの基礎養生は15日です。

養生期間は振動を加えずじーとさせておくと、じわじわーと固くなっていきます。

出来上がったコンクリートは美しいですね。


さて、
いよいよ木工事が今週からスタート、今日は材料搬入です!!