#takatsukiヌックのある家 上棟
#takatukiヌックのある家の新築工事いよいよ木工事がスタートし、上棟しました。
おめでとうございます!
- もくじ
- まずは土台敷
まずは土台敷
木工事がスタートしました#takatukiヌックのある家。
木工事も基礎工事と同じように3部作に分かれるかな??なんて思います。
まずは上棟までの作業。
そして、断熱までの下地工事。
それから化粧工事と別れていきます。
上棟作業もまずは土台敷です。
基礎工事が終わり、そのあと基礎の上に土台が載せられます。
基礎のレベルのチェックを終えて、いざ土台敷。
穴あけ作業から開始です。
基礎コンクリートのある、アンカーボルトやホールダウン金物を土台にしるしをし、穴をあけていきます。
そして仮置きし位置を確認したら据えていきます。
のびのび子ども住宅では、基礎断熱、そして気密パッキン。
日本住環境の気密パッキンを使用し気密施工を行います。
土台敷においても細かな作業をしているのですが、例えば、土台と土台のつなぎ目。
継手といいますが、継ぎ手の部分も気密テープを貼り少しの隙間もないように心がけています。
コーナー部分も同じですね。
隙間という隙間をチェックしていき無くしていくことによって、C値0.2以下の数値をたたき出すことが出来るんだと思います。
かなり細かいですね。
土台敷の時に確認しなければならないのは、
アンカーボルトの位置です。
基礎伏せ図どおりに金物があるかどうかの確認はもちろんですが、
その位置も確認しておかなければなりません。
アンカーボルトは
基礎コンクリートに埋められた金物で、土台と緊結するためのもの。
大きな引き抜きのチカラがかかった時に土台がもげてしまわないように2階建ては2.8mいかに設置するようになっていますが、
もちろん、許容応力度計算による構造計算によって土台の割れなど検討がされますので、
そのピッチはもっと細かくなっています。
実際はその半分1.4m程度で設置されます。
半分ですね。
距離が短くなりますのでしっかりと基礎と土台が緊結されることになります。
そのアンカーボルトも、あまり端っこになると先ほど申し上げた引き抜きが生じたときに割れてしまいます。
そうならないように基礎コンクリート打設時に確認が必要ですが、実際に土台を据え付けた後でも真ん中にアンカーボルトがあるかどうかの確認をしたほうがいいですね。
土台が末終わったら
大引きの設置。
大引きは束で支えられています。
束の位置も確認したり、束のボンドや束を止めるビスなどもしっかり施工しています。
さて、
上棟です。
上棟は朝から始まりました。
大きな材料を取り扱うのと、高い位置で作業するので慎重に進められますが、
あわせて大胆に作業が進んでいきます。
のびのび子ども住宅では赤松の集成材を主として梁に使っています。
また、部分的に高強度の梁を用いています。
一番小さな梁は150mmの梁。あまり荷重がかからない部分です。
そして
一番大きな梁は
こちらの注文住宅では330mmの梁で高強度のもの。
それはそれは重たいです。
人のチカラではどうしようもないほどの重さですので、レッカーで吊りながら作業を行っています。
柱はというと、
外周部は
ヒノキで120mm×120mmの材料を使っています。
断熱材の厚みを考えると120mmにしたほうがいいと考えました。
そして
通し柱(1階から小屋までつながっている柱)ですが、こちらはピン工法になります。
通し柱は、いろいろな方向から梁をつなぎとめることとなりどうしても大きな穴をあけることになります。
横からの強度として弱くなるので通し柱に関してはピン工法でそれらの弱点を克服するようにしています。
土台部分と同じように継手は梁にもあります。
外周部分の継ぎ手は土台と同じように気密テープでしっかりと塞ぎ空気が漏れるようなことが無いようにこちらも施工していきます。
上棟作業がどんどん進んでいく中で
九万田は実は大忙し。
それは何かというと、
金物のチェックも同時に進めていくからです。
例えば、
ピン工法の金物が間違いなく打ち込まれているかどうか?
人がすることですからうっかりミスも起きる可能性があります。
だからチェックを繰り返すのです。
ピン工法の金物が打たれているのならば、そこに赤ペンでチェック。
そしてチェックをしたらその部分から漏れる可能性のある空気を止めるため気密テープでふさぐ。
同じように
何十とある羽子板ボルトの金物も同じです。
すべてチェック。
触って、赤色でチェック。
チェックしたところには現場発泡ウレタンで吹き付け作業。
吹き付け作業をしたところは、気密テープでふさいでいく。
外部にある金物は熱橋となり結露の原因になりますし、梁を掘っているのでそこから空気が漏れることになります。
その両方を無くすために現場発泡ウレタンを施工し、その上から気密テープでふさいでいく。
無茶苦茶金物の数がありますが、やはり全部をチェックしなければなりません。
そして、
画像にありますように、
『穴』という風に欠きこんでいきます。
上棟後に構造用合板を貼り付けていきますが、その貼り付けた後では穴の位置が上から見ただけではわからなくなります。
柱と梁を緊結する構造用金物(柱頭柱脚金物)をビス止めしていくときに上からでは見えない穴の確認がわかるように
『穴』と記しておきます。
穴とは逆の方向に金物を取り付けるように指示を出しておく。
当たり前のことですが、当たり前にできない工事が多いんです。
上棟作業が終わり、
屋根の下地もしっかり施工されました。
一日長い長い作業が終わりあー上棟!!
この素敵な景色が完成した家から見えるのがもう少しだなーと思うと楽しみで仕方がありません。
木工事はまだまだ続きます。