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#takatukiヌックのある家 構造チェック

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寒くなってきた高槻市

#takatukiヌックのある家 注文住宅の新築工事は、ブログが工事に追い付かず。。。
断熱工事も終わり、気密測定も終わり、あ!見学会も終わりました!!
見学会は予約制で行い、3組の方がお越しいただきました。

(ここで報告!?)

さて、今日はその注文住宅の新築工事の構造チェックです

もくじ
構造のチェック、全部します

構造のチェック、全部します

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構造のチェックというと、
筋交いや金物のチェックですが、それはそれはたくさんのチェックを行っていきます。
順番にやらないとわけがわからなくなるくらいありますが、すべてのチェックを行っていきます。

まずは外周部。
今回は外周部の耐力壁をダイライトという板を採用しています。

なぜ?ダイライト??なのですが、

この春に、断熱材をセルローズファイバーにして室内に石膏ボード、外部にダイライトをはると外壁の仕様については天然木を直接採用してもOKという
大臣認定を受けています。

それまで
外部に木を使おうとなると、防火認定を受けている木となり、
チャネルオリジナル社が使っている外壁材の木とかになりました。

かなり高価で、現実的でないなーと思うこともありましたが、
このダイライト+セルローズファイバーによって木を使うことが容易になったので意匠性もずいぶん変わるなーと思ったからです。

今までも
断熱材にグラスウールやロックウールといった繊維系断熱材の場合はOKという大臣認定もあったのですが、
いつもお伝えしているように繊維系の断熱材で気密シートを室内に張り巡らせるのは。。。イヤ!!という思いから
断熱材はデコスセルローズファイバー

断熱材が優先していますので外壁の採用は二の次になっていましたが
今回の件で大幅にデザインの自由度が上がります。

さて
ダイライト

地震に強い、台風に強い、火災に強い
とありますとおり、構造としていい材料です。

また防蟻処理を施す必要が無いのもメリット。

構造用合板などでしたら防蟻処理をしないといけませんが、それが必要ないのでそういう点もやっぱりいい。

実際にはってみてですが、
今までは吉野石膏のタイガーボードEXハイパーを構造用面材に使っていました。

タイガーボードEXハイパーは石膏ボードなのでごみ処理の問題や大きさが3mのサイズしかない、専用釘を使う必要性などコスト面の問題もありました。

粘り強さがタイガーボードEXハイパーにはあったのかな?
ダイライトはそのあたりが少し心もとなく、その結果、気密に対してはどうかな?という不安があります。

(気密については、また後日気密のブログを書きますからその時にダイライトについてもお伝えしますね)

ダイライトは釘ピッチが細かく打たなければなりません。
写真のように釘ピッチが間違いなく打たれているかどうかを、構造面材として使うところはすべてチェック。

逆に構造の部分でない壁は釘を変えて打つなど対策が必要です。

ダイライトには釘を打つ部分にしるしがあります。
その印に釘が打っていると指定されたピッチで間違いなく施工されていることがわかります。

ざーっとみると
打たれていない部分や1本ない部分など違和感がありますのですぐに気づきますが、
1枚ずつしっかりと見ていきます。

また
釘が沈み込んでいないか、
ボードの端すぎていないか、
釘が貫通していないか
といったチェックをしていきます。

当たり前のことですが、しっかりと見ていく必要がありますね。


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外部が終わると内部。

構造用金物のチェックを行います。
通常、柱壁伏せ図という図面がありますので、そちらと現場を照らし合わせてチェックをしていきます。

指定された場所に筋交いがあるのか、
指定されたところに構造用金物があるのか、

そういうことをチェックしていきます。

構造用金物のチェックは金物が使われているだけでなく、正しいねじで取り付けられているかのチェックも行います。

その他にも
梁と梁の継ぎ部分には短冊金物で取り付けられているかや
母屋と小屋束がかすがいで取り付けられているかなど
小屋裏部分の雲筋交いを設けますが、その雲筋交いが3m以下で設置され、釘が2本止めをされているかなど、
たくさんチェック項目はあります。

断熱材のセルローズファイバーが吹き込まれてしまうと、もう見えなくなってしまう部分。
後戻りができない工程が建築現場にはあります、

構造用金物のチェックもその一つですから
すべてをチェックして、図面に完了させることが大事。

もしあながた家づくりの最中であれば、金物チェック内容について聞いてみるのもいいと思います。

のびのび子ども住宅では
九万田がチェックしていますが、図面に照らし合わせてチェック。
そして
チェックした金物などには赤くマーキングをするなどルールを作っています。

マーキングをしたらチェックをした印。
マーキングが無かったらチェックできていない証拠。

それで全部が分かるので、お客様もわかりやすいです。


構造チェックのブログは今までにもたくさん書いてきていますから、
それらと読み合わせながら構造って大事なんだなーということを知ってもらえればうれしいです。

そして

大工さんが工事をしているのは、制震ダンパー

のびのび子ども住宅で採用しているダンパーはWINダンパーというダンパーです。

この動画を見てもらうと
耐震だけでなく、制震についても考えなければならないことが分かってもらえると思います。

やはり熊本地震が尋常じゃなかったです。
本震が2回すぐさややってきて地震が繰り返されることの恐ろしさ。

だから許容応力度計算で耐震等級3なのですが、
この動画のように耐力壁の破壊によって、繰り返される地震には対応できないこともあるのだろうと考えます。

だから
構造体に損傷を及ぼす前に制震することが大事。


最近思うんですが、
この省エネが求められている時代に、断熱や気密を訴える会社が本当に多くなってきたなーって。

しかし、
地震が来て建物が大きく揺れた場合、その気密って果たして維持されるの?って。

おそらく、動画のように釘が引き抜かれてボードも割れてしまったりする。
制震ダンパーは地震や台風のためのものと思われがちですが、断熱や気密にとっても重要な役割を果たします。

構造の損傷を起こさないということは、断熱の損傷や気密についても無しとはいかないかもしれませんが、小さくて済むはずです。

制震ダンパーを取り付けて構造を守り、断熱を守り、気密を守る住宅。

制震も考えなければなりませんよね。