#takatsukiヌックのある家 外壁工事
新年を迎えることができました。
ことしもたくさんの幸せ家族を増やすお手伝いをしていきます。
のびのび子ども住宅 九万田です。
さて、#takatukiヌックのある家 まもなく完成ですが、
ブログで今日は外壁についてお伝えしていきたいと思います。
防水シート
外壁は雨風にさらされ、西日も厳しくあたる場所、
何を選びどのように施工するか十分な検討が必要です。
施工の順番としては
画像のように透湿防水シートを張ります。
当社はタイベックのタイベックシルバーを採用しています。
または
仕様によりますが、ウートップサーモスも使います。
通常はタイベックシルバーで十分と考えていますが、木を表していく『見せ方』の場合、ウートップサーモスのほうが美しく仕上がります。
性能としてはウートップサーモスのほうがいいですが、コストもその分ずいぶん上がってしまいます。
タイベックシルバーで十分かなーと考えています。
両方とも大事なのは施工です。
貼る順番や細かな部分の防水施工です。
家は四角くまっすぐとは限りません。
デコボコもしますし、入角出隅といったしわになりやすい場所が多く存在します。
そういう場所はどうしても雨がたまってしまったり、結露がたまってしまったりする可能性があります。
それをスムーズに流していくことが大事だし、そもそもそうならないように仕上げていくことが大事です。
特に大事になってくるのが
窓周りのところでしょうか
窓はデコボコありますし、隙間が生じやすい場所です。
そういう場所から雨漏れのリスクが高まりますから、そういう部分を注意して施工する必要があります。
逆にそういう部分で施工順番を間違えたりして重ね方が間違うと窓周りからの雨漏りが発生することになります。
雨漏り対してチェックは非常に厳しくしなければなりません。
建築会社が瑕疵担保責任があり、雨漏りについての責任が問われます。
ですので多くの会社が瑕疵担保責任保険に加入し雨漏りについてしっかり勉強していますし、昨今の情報がたくさんある時代で、そういう失敗はないとは思いますが。。。
透湿防水シートが施工されたならば、
通気胴縁の施工になります。
胴縁は外壁の透湿防水シートと外壁化粧板の間に空気が抜けていくようにするための隙間をつくる材料です。
20ミリ程度の厚みです。
土台水切り部分から屋根までずーっとつながっていて、軒天井部分から空気が抜けていくような仕組みになっています。
通気工法という施工方法で、一般的です。
夏場に熱い空気が部屋うちに伝わってこないようになっていますし、空気が流れる仕組みになっていますので湿気も逃げるようになっています。
湿気や熱による蒸れなども抑えられることから防腐防蟻に役立っていると言えるでしょう。
この胴縁に外壁の化粧板を取り付けるための金具を打ち付けていきます。
こんなふうに。
外壁の下地が済んだらいよいよ化粧板の取付です。
今回は窯業系のサイディング板と金属系のサイディング板の両方を使うデザインとしました。
窯業系のデザイン板は様々な種類がありますが1点難点が。。。
それは重さです。
逆に金属系はとても軽いけど、傷もつきやすい。
そういういいところと悪いところを組み合わせ、コスト面も意識してデザインをしました。
結論として
1階部分の外壁を窯業系のサイディングとし、2階部分の外壁は金属サイディングにしています。
最近、4号特例の廃止、の話がよく見かけますが、
構造計算をしないといけない、、、ちょっと表現が間違っていますが、一般的にはそのような話になっていますのでそう伝えますが、
構造計算をしなければならなかったけど、特例として2階建ての住宅などは提出しなくてもいいものが、
25年から構造計算を提出しなければならなくなりますよね。
のびのび子ども住宅ではずっと許容応力度計算をしていますが、
許容応力度計算がちゃんとできているかどうかのレベルが更に問われるようになると考えています。
外壁の話をしているのに、許容応力度計算の話かよーと思われるかもしれませんが、
結局、許容応力度計算って重さの計算なんですよね。
重さっていろいろありますが、
よく言われるのが屋根の瓦とかスレートとか
瓦が重くてスレートが軽い??
ホントかよーって思いますが、瓦はもちろん重たいですが、スレートもかなり重たいです。
そして、許容応力度計算をするときに瓦屋根が荷重としていくらなのか、スレート屋根が荷重としていくらなのか、そういう細かな入力をやっているかどうかなんです。
もちろん外壁もです。
外壁に関していえば、柱があって内部が石こうボード、外部は構造用の板があり、その間には断熱材があります。
もちろん外壁材で重さが変わる。
全部、重さの入力をしていき、それに対して地震が来た時、台風が来た時、揺れが生じ、その揺れが重さと重なって力が加わっていく。
瓦屋根の重い屋根が揺れると大きく揺れる話はよく聞きますが、
重たい外壁を持った家が大きく揺れるという話はあまり聞きませんよね。
考え方は同じなので、重たい外壁を上層階にもっていくことはお勧めしないわけです。
最近、断熱性能をうたって内断熱と外断熱の両方をしている会社がありますが、許容応力度計算をするときに外壁荷重を計算根拠にしているかどうかは確認が必要ですね。
さて
今回はコストのこともありましたので全部を金属外壁にするのではなく、一部を金属としました。
当然2階部分です。
2階部分の外壁を少しでも軽くして検討をしました、
最後には
外壁の板材が施工されたら
最後はコーキング。
そして塗装です。