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中古を買ってリノベーション =不動産決めたら大忙し=

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中古を買ってリノベーション
年末に物件を見ていただき、不動産購入を決めていただいたK様
さて、そのあとは?
中古を買ってリノベーションをする方も、土地を買って新築を建てる方も、きっと同じなので、ぜひ参考にしてくださいね

年末の年末、もう少しで大晦日っていうときにマンションを見に行っていただきました
そう、このマンションにする!!と決めていただいたんです
ありがとうございました

さて、
ここからが大忙しの始まり

この物件を買うぞ!って決めたらまずは何をするのか?
それは、【不動産購入申込書】という書類を売主に提出します

私は、売主のこの不動産を

・いくらで
・引き渡しはいつ
・そのほか条件を付けて・・・例えば、これとこれは解体してとか、これは残しておいてとか

そういった条件をつけて売主がOKしてくれたら買います!!という意思表示をします

口頭ではなく、書面で提出して、その書面をもって第一番目の交渉相手という扱いになります

不動産購入申込書は、意思表示なので、【契約書】とは書いていませんが、立派な契約行為になりますから
本当に真剣に考えて提出していきます

あわせて
多くの方が住宅ローンを組まれて不動産購入をされますので、
【住宅ローン特約】という特約をつけて書面を提出します

住宅ローン特約とは?

もし、住宅ローンが通らなかったら、この不動産購入の申し入れは無しですよっていう特約です

これらの条件をもとに交渉を進めていくんですよね


そして忙しいのはこんな感じで進んでいくからです

例えば、
土曜日にこの物件を見に行って、いいなーと思った

日曜日に不動産会社の営業マンと打ち合わせして買おうかな!と決めたら
その日に先ほど伝えた【不動産購入申込書】を提出します

あわせて
住宅ローン特約がついているので
住宅ローンの審査も提出していきます

審査には
・物件の資料
・どんなリフォームをするのか?プラン図や見積書が必要になります
・会社員の方なら保険証のコピーと運転免許証などの身分証明書のコピーー
・源泉徴収票

これらを添えて銀行の審査を進めていきます

ネットでも可能ですが、例えば月曜日にそれが全部そろったとして提出していきます

金融機関も4日程度で判断していきますので
月曜日に提出されたそれらの書類の判断を金曜日には結果報告してくれます

また
同時にすすめていた不動産購入申込書の【条件】を交渉していっていますが、
日曜日に預かった書類の内容は、その週に結論づけていくのが通常

つまり、住宅ローンがOKとわかる金曜日までにこれらの条件をクリアーにしていく流れです

そうなると、
条件が整って、住宅ローンがOKとなったら不動産を購入するというお約束ですから、
『契約はいつがいいですか?』という流れになります

明日の土曜日でも、明後日の日曜日でも、晩で良かったら大安吉日が〇曜日なので、どうでしょう?
といったふうに流れていきます

本当に流れていくように進んでいきます

そして
契約をすまし、1か月程度で住宅ローンの手続きが完了しますので、
決済引き渡しとなるんです

早ければ1か月と半分くらいの間で
数千万円の買い物をしてしまうことになります

早いです、むちゃくちゃ忙しい


ここで気にしてほしいことがあります
住宅の打ち合わせって、いつ行うんですか?ってことになります

もう、住宅ローンの手続きをしている間は、お金のことで大忙しです
正直、家の中のことなんてあまり考えられないものです


不動産購入が落ち着いてからでもOKなのですが、
1か月半も経てば自分自身のものになるので、ゆっくり考えられますが、
同時に住宅ローンが発生します

賃貸に住んでいるとしたら、住宅ローンも発生して、かなり家計を圧迫してしまいますね

かといって、適当に進めるわけにもいきませんから、家のことは早い段階で考えておく必要があります

いつもお客様にお伝えするのは
不動産を購入考える前に、どんな生活をしたいのかをイメージしていいただく必要があり
もし可能であれば、仮想のプランをつくるぐらいのことはやっておいた方がいいんです

土地もないし、中古不動産もないのに仮想のプランなんてと思うかもしれませんが、
本当に忙しい時期がやってきます

その時に、いろいろと考えることは難しくなってきますし
例えば、キッチンはどうしよう?といったことであれば、住宅設備メーカーのショールームにいって比較検討をしたりしますが
それだけで半日にはかかったりするもの

一生、ここで住むって決めることが、本当に時間を割かないで決めていけるんですか?
って思います

だから
条件交渉には

【引き渡し時期】を先々まで伸ばすことをお勧めしています

今回のK様も
物件の価格以外に、引き渡し時期を翌年の3月末まで伸ばして、3か月の間にいろいろな打ち合わせをさせてもらいました

そして
その間に物件の計測をしたり、電気配線のルートの計画をしたりと、細かなことを進めています

特にマンションは鉄筋コンクリート造の場合、壁に穴をあけるなんてことができないですので、
配線ルートやLANケーブルの新設なんかはよくよく考えないといけません

こうやって細かな打ち合わせや計画をする時間を十分にとるために、引き渡し時期をしっかり考える必要があります

そうやって、住宅ローンの決済ができる時期がやってきて引き渡しとなりますが
不動産引き渡し翌日には工事をとりかかることができるんです

まったく無駄のない進め方で中古を買ってリノベーションを進めいただいたK様でした


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