島本町の注文住宅=太陽光発電設置=
おはようございます。
高槻市で耐震等級3耐風等級2を許容応力度計算で、そして気密C値0.2以下の注文住宅を設計施工する会社
1級建築士事務所 のびのび子ども住宅 九万田です。
島本町の現場も随分と施工が進み、もうすぐ足場も解体、
建物がどーんと現れるのももうすぐなんです。
その前に、太陽光発電パネルの設置を行いました。
太陽光パネルを取り付けた理由
太陽光パネルの設置、
買取価格が随分と低くなってしまったので、太陽光パネルを設置する方が減ったのかどうかなと思いますが、どうなのでしょうか?
のびのび子ども住宅で注文住宅を建てようというお客様は
将来は取付を検討したいが、今回は見送るといった方が多いように感じます。
太陽光パネルは随分と価格もおされられてきていますが、
買取価格が低くなっていることも原因かもしれませんし、基本的な補助金などが出ない市町村も多くありますので、ためらうのかもしれません。
この島本町のお施主様は
将来を見据えて、そして、子ども未来住宅支援事業の補助金を見据えて、設置を検討されました。
子ども未来住宅支援事業は
断熱性の高い省エネ住宅にすれば60万円
長期優良住宅の認定を受ければ80万円
ZEHクラスの家にすれば100万円の補助が受けられます。
申請費用もかかりますし、そもそもの設備費用もかかります。
補助金が出たからと言ってペイできるものではありません。
また、先ほども言いましたが、電気の買取価格が随分と低くなっていて、設備費用に対して売電だけで取り返せるかといえば、それは無理な価格です。
決して安いものではありませんが、はやりつけたほうが得と判断をお施主様はされました。
子ども未来住宅支援事業の補助金はあくまでも補助だということのご理解が重要です。
それで少しでも良い家になるための費用にあてがうということ。
逆に、これを目当てにしてはいけないということですね。
100万円もらってラッキーではなく、100万円でより良い家にしていくという考え方が大事なんです。
だから100万円かけて太陽光パネルを掲載して環境負荷の小さな家にしていく。
そういう考え方です。
そして
電気代がどんどん上がっていくことが予想されています。
CO2排出削減を目指していますから、火力発電が止まっていく、
その代替としての原子力発電が動くかどうかまだわからない。
電気事業者の採算性が見通せず電気代に反映していく。
電気代が大幅にあがると、家計が圧迫していきますものね。
そのこと将来考えるのであれば、はやり太陽光パネルは必至なのかと思います。
そういうのびのび子ども住宅の我が家は
太陽光パネルを取り付けています。
6キロワットぐらい掲載していますね。
夏は電気代が気にならない家になっています。
毎月の電気代ってだんだんあがっていくと、気になりますから、電気代のかからない家って大事だなって思います。
そしてもう一つ理由。
先日とお施主様と話をしていました。先般ニュースになっていたことです。
アメリカ カリフォルニア州で2035年にハイブリッド車の販売を禁止するという話。
ハイブリッド車ですよ!?
環境にまだよさそうじゃありませんか?
でも、2035年にはガソリンに関わる自動車の販売が禁止される。
えーって感じでしたが、これが現実。
電気自動車か水素自動車の現在は2択になりそう。
家庭で充電できる電気自動車が必然的に迫ってくるんだなという話をしていました。
2035年って、あと10年ちょっと。
アメリカの話ですが、日本もその影響はあるでしょうから、そんなに遠い未来ではなく、すぐそこです。
10年ちょっとで発電設備や充電設備を何かしら考えないといけないのであれば、新築時に掲載するのがいいだろうと
考えるのも当たり前のことかもしれません。
今回掲載した太陽光パネルは5キロワットを切った大きさ。
さて、掲載するにあたってどんなことを注意しなければならないでしょうか?
太陽光パネル掲載にあたって注意すること
太陽光パネルを掲載するにあたってどんなことを注意しなければならないでしょうか?
まずは設計段階の話。
太陽光パネルを掲載すると、必ずその屋根に荷重がかかります。
パネルはガラスですのでそれなりに重たいものになります。
要は、屋根の荷重計算上割り増し設定を行っているかどうかが大事だということです。
耐震のお話になります。
屋根の素材によって耐震の計算が変わることは基本的に知っておく必要があります。
重たい屋根と軽い屋根というものです。
重たい屋根は瓦など
軽い屋根はスレートや金属屋根です。
重たい屋根と軽い屋根では、地震力に対する必要壁量が変わります。
例えば、重たい屋根は
1階の床面積、2階の床面積それぞれに対して、横軸、縦軸ともに床面積×係数以上の耐力壁の総長さ、
という計算になります。、
その係数が
重たい屋根は、1階が33、2階が21に対し
軽い屋根は、1階が29、2階が15になります。
上述のように重たい屋根になると、地震に対して揺れが大きくなりますから耐力壁の必要な量が増えるということです。
さて、
太陽光パネルは屋根の上に後から設置することから、この掲載荷重について検討しなければなりません、
家本体は金属屋根で設計をしていますから軽い屋根、しかし、太陽光パネルが掲載されると重たくなりますよね。
この積載荷重の割り増しの検討を行う必要があります。
しかし、しかし、
どうだろうか?検討している設計はどれだけあるのか?と疑問に思います。
㎡単位で何キロの積載荷重を検討し、どの部分に荷重がかかっていくのかを検討して設計をする必要がありますが、
後付けで考えているから検討していないとか、そういうことになっていないか確認する必要があります。
また
角度です。
屋根の角度をどうするかが大事だと考えます。
つまり
太陽光パネルは太陽の光をまっすぐ受け止めることによって発電容量がかわります。
太陽光パネルが南面に多く取り付いているのはそういう理由です。
どの角度でも同じ発電量が期待できるのであれば、南面じゃなくても北面でもOKということになります。
北面の屋根に設置しても斜めに光があたることから発電を期待できなくなりますよね。
南面だって実は同じなんですよ。
南面にパネルを載せるから大丈夫と思っている人多いんじゃないですか?
南面だってパネルの角度が太陽の光に対してまっすぐ受け止められていなかったら意味がありませんよね。
屋根の勾配によってその性能が変わるということです。
ではどの角度がいいと思いますか?
これは各社いろいろな意見があります。
そしてのびのび子ども住宅では夏を旨とすべしと話をしています。
関西はやっぱり暑い、
暑さ対策はやぱり大事なんです。そして日射が家の中に入らないように軒の出を考えたり窓の高さや大きさを考えたりするには当たり前なのですが、
夏涼しくなるように機械を考えるとすると、エアコンに頼らざるを得ない状況です。
ということで
夏のエアコン対策として太陽光を載せた時に良い角度で受け止められることが大事だと考えます。
冬の電気代も大事なのですが、
冬はパッシブデザインのあり方で、太陽の光を取り込んで家全体を暖かくすることが可能です。
それに家電も発熱しますし、人も体温があります。
高断熱高気密の家を設計施工していますので、いったんあたたまった家はそう簡単に冷えることはありませんし、
トイレもリビングも脱衣室も主寝室も同じ室温になっているからヒートショックの危険も随分と下がります。
冬の暖房よりも夏の暑さ対策。
夏は外気がそもそも40度近くまで上がってしまうんです、
家の中を涼しく保つためにエアコンを回します。
その電気代を考えると、太陽光で発電してエアコンをしっかりと使うことをお勧めしたいです。
よって、屋根の勾配は少し緩やかな勾配にしたほうがいいと考えます。
その地域、地域によって角度は変わりますので、その場所の設計をしっかり考えた方がいいでしょうね。
大阪は夏対策です!!
あとは施工レベル
あとは施工レベルです。
防水性がやはり大事ですから、コーキングなどの処理がちゃんとできているかなどのチェックは必要です。
こういったことも写真にちゃんと納めて確認してください。
大事なことですから。