枚方市の新築工事=基礎養生期間のもろもろ=
こんにちは
北摂 高槻市で注文住宅の設計と施工を行っています
1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。
3月も終わろうとしています。外は桜がバッと咲き出しました。
作業をしていると汗がじわーーー
春を通り越して夏??って感じです。
今日のブログはまだ寒い時の作業のお話です。
基礎の脱型後の仕事
基礎工事のコンクリート打設が終わったら、
少しの間養生期間となります。
コンクリートはじわじわと強度を出していくのには時間がかかり、1週間はその養生をしています。
その間にはコンクリートには荷重がかかったりしないようにしていますね。
時には散水をしたりする作業もあることは前回のブログでお伝えした通りですね。
とは言っても、
1週間は4週間の強度の目安にするもので、これで安心というわけではありません。
本当ならば91日養生をすると、100%の強度が出るのですが、
正直そこまでお待ちいただくことはしませんし、規定強度を圧縮破壊試験で確認をして施工を進めていっているのが実情です。
多くの会社さまもそのようにしているのではないかと思います。
当社は圧縮強度試験を行っていますが、していない会社もあるのかな?
費用はかかりますが、
強度試験はしておいたほうがいいと思います。
さて
養生期間中ですが、何をするのかというと
ひとつは基礎の出来高の確認です。
基礎の大きさが間違っていないか、金属金物の位置が大丈夫なのか、そういうことをチェックしていきます。
大きさが間違っているということはそうそうないのですが、
九万田の図面が複雑になる場合があります。
基礎の太さを変えたり、高さを変えたり、さまざまですが、
そういう部分を一つずつチェックしていきながら、間違いがないかを確認です。
既にコンクリートを打設してしまっていますので、この時点で間違いがあると大変なことになりますので
型枠大工工事の段階でチェックは当然していますし、
金物もチェックを行っています。
がしかし
万が一ということがあります。
この次の工程が土台敷になりますので、その時にはもうどうしようもない場合がありますから、チェックですね。
また
画像のように基礎の埋まっている金物があります。
それらの出寸法をチェックするのも重要です。
長すぎると一つ一つ切っていかなければなりません。
これまた大変な作業になりますので、確認をしていきます。
あわせてもう一つ重要なチェックがあります。
それは
基礎の高さのチェックです。
インスタにも登場しましたが、オートレベルで基礎の高さのずれがないかを確認していきます。
1m程度ごと、アンカーボルト位置ごとにチェックしています。
高さが違うと、この後の工事の土台敷に行う気密処理が出来なくなっていったり、
当然高さがズレていくと、上階に行けば行くほどずれが大きくなりますからひずみが出てきたりします。
それを未然に防ぐためにチェックをし、気密作業の時にスペーサーが必要かどうかを確認していきます。
今回は大きなずれはありませんでしたので、OKでした。
ズレていても1ミリの範囲でしたから問題ありません。
外回りの仕事
その他には
一番大きな作業として設備配管工事です。
基礎が出来上がって、その周りに配管設備がきますから
その配管を設置する作業を養生期間中に行ってしまいます。
約2日の工程です。
時間を無駄なく使うよう努力ですね。
あらかじめ基礎には貫通スリーブを施すなどコンクリート打設前に行っています。
その部分を開口し、基礎廻りの新設埋設管とジョイントしていく作業です。
トイレやお風呂、キッチンなどの汚水配管の外周部に埋設していきます。
勾配を見ながら流れがスムーズになるように配管をしていきます。
もともと図面上に計画をしていきますので、大きなずれは生じませんが、
設計上、意図することもあります。
例えば、
ここにはエコキュートが来る予定なので、設備点検口を設けることが出来ないから配管をこちら側にする
とか
外構工事で門塀をつくるので、この部分には配管を通してはいけないとか、
特に気を付けるのはやはり外構とのからみです。
のびのび子ども住宅では
着工前には外構計画が出来上がっています。
ここが大きな違いでしょうが、外構図もやはり家の図面と同じように作りますので
家にマッチした外構デザインになります。
どうも聞いていると
他の会社さんは着工時には外構図が無いところが多いと水道設備やの社長は言います。
だから
『くまちゃんところは、図面がそろってるなー』って誉められます(*´▽`*)
のびのび子ども住宅では当たり前のことなのですが、
そうでない会社も多いんだなーって思います。
外構って予算が大きく変わりかねない部分だし、初めからデザインをしないと
電気照明も、水道設備も困ってしまいますよね。
そして
家のデザインはかっこいいかもしれないけれど、
こんなところにエコキュート据えるんですか!?
とか
門柱ってこれですか!?ここまで手が込んでる建物なのに、機能門柱の既製品!?マジで!??
なんてことも普通に見かけます。。。残念。。。
他の会社はまあ、置いといて、、、
あわせて
雨水枡を設置したりする作業も行います。
約2日の作業を行いますが、掘って、埋めて。
今回は雨が降らなかったので良かったのですが、時に、大雨、時に雪。
そんなときもありますから。今回は良かった。
材料搬入
そして
上棟の準備としては搬入作業です。
今回はお庭が広かったので、庭に前もって材料を全部入れ込みました。
こうして上棟を待つのみ!
というふうに進んでいきます。
次回は土台敷についてお届けしますね。
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追伸
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