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枚方市の新築工事=土台敷=

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土台敷

1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。

最近、パッシブデザインやパッシブ設計と、高槻市で検索いただいて当社にお問い合わせをいただく方が増えています。

環境負荷が小さくて、省エネな住宅ってやっぱり大事なんだなーって思いますね。

さて、今日のお話は土台敷です。

もくじ
土台敷のポイント①レベル
土台敷のポイント②金物
土台敷のチェック③気密
土台敷のポイント④防蟻

土台敷のポイント①レベル

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土台敷のポイント①はやっぱりレベルでしょうか。

基礎コンクリートがあって、その次にやってくる土台、大引。

土台はコンクリートの上に敷かれるもので、大引は下部にコンクリートが無い状態のものだと思ってもらえればいいです。

これらが木工事の最下部になるわけですね。

家づくりにおいては重要なポイントになるんです。

どうしてか?

基礎コンクリートの時のお話しましたが、下部は上部を支える部分であり、小さな歪みがあったら上に大きく影響していきます。

だから、家づくりの基本部分は本当に大事なんです。


で、

その土台敷は木工事の最下部ということで、やはりレベルが大事になってきます。

前回の工事ブログでもお伝えしましたが、基礎工事が完了した後にオートレベルで水平具合をチェックしています。

今回も大きなずれはありませんでした。

これが大きくずれていたら、パッキンをかましたりしながら工事に入っていくのですが、

そうすると、隙間が生じますので気密性が悪くなったり当然します。

また、

将来、床なりが生じたりする原因にもなります。


まずは基本的な事柄をチェックしていきます。

土台敷のポイント②金物

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金物です。

家づくりにおいては金物がたくさん使われます。

基礎コンクリートの時は、アンカーボルト。

これが、図面通りに設置されているかどうかの確認です。

しかし、この時点でチェックしてもあまり意味はありませんが、念のためにしておきます。

ホールダウンアンカーは、基礎と土台と柱をつなげる金物です。

そして

アンカーボルトは基礎と土台をつなげる金物です。

阪神淡路大震災の時に、突き上げられるような地震が発生し、家が浮き上がったため倒壊したことが契機となり、

家づくりの金物の見直しが行われました。

そして、基礎と土台を緊結することが唱えられ、今に至っています。

ですので、重要な金物になります。

具体的にどういう場所にどのように設計されているかですが、

先ほどもお伝えしたように地震で浮き上がることを押さえるためのものです。

よって、耐力壁のある部分は、地震で耐えるための部分であるので浮き上がりを押さえようとする力が大きく発生します。

引き抜き力といいますが、こういう部分には必ずアンカーボルトを設置します。

また、写真のように土台の継手部分がある場合は、その上部側にアンカーボルトを設置します。

はずれ防止ですね。

当然、コンクリートに埋まっている金物ですので、土台敷の時にチェックしても意味がありませんが、万が一のことを考えてチェックを繰り返し行います。


その他の金物チェックとしては

釘の打ち忘れが無いかどうか。

土台と大引、大引と大引のジョイント部分は釘で2本打ちを行うこと。

これが忘れていないかどうかの確認を全数行っていきます。

土台敷のチェック③気密

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最後にお伝えしたいのは

気密です。

のびのび子ども住宅では高気密住宅をお勧めしています。

断熱性能が高いだけではダメで、気密性能も高くなければ、本当に温かい家にはなりませんし、省エネの住宅にはなりません。

また、数回後のブログに書く予定をしていますが、

この枚方市の新築工事の家は、気密測定を行った結果、C値は0.13という数字でした。

詳しくはその時にお伝えしますが、

家の隙間という隙間をふさいでいく作業が重要です。

そして、今回の土台敷の時から気密をしっかり考えて施工をしています。

写真は土台の下に敷きこむ気密パッキンです。

施工方法をしっかり確認しながら、気密性能が発揮されるように施工をしています。

コーナー部分、隅角部、そして土台のジョイント部分などはどうしても気密性能が落ちやすい部分になりますので、気密テープでしっかりと施工をしていくなど施していきます。

気密性能や断熱性能については、やったことがない大工さんや職人の方がまだまだ多いです。

そして、そんなのがどうして大事なんや!!と思われる方も多いですが、

これを説いて説いてしっかりと施工をしてもらえるように話をしていきます。

当然、のびのび子ども住宅の大工さんは理解をしてくれていますので、しっかりした家づくりが出来ていますし、その結果がC値0.13につながっているんです。

数字は正直ですからね。

この施主様も、毎日LINEで進捗状況をお伝えしていますが、

『性能についてはお任せして大丈夫だと思っていますが、数字で伝えてもらうと本当に安心しました。』

とおっしゃっていただきました。

土台敷のタイミングからしっかりと気密施工をしていくことが大事です。

土台敷のポイント④防蟻

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土台敷のポイントの最後としては

防腐防蟻処理です。

土台や大引については、多くの会社が防腐防蟻処理済みの材料を使っているところが多いです。

のびのび子ども住宅でも防腐防蟻処理済みの材料を使っていますが、写真のように出荷時にラベルされています。

そして、

土台も大引もヒノキ材を使っています。

防腐防蟻処理も全くしていない材料のところもありますが、現場塗布をして完了という会社もあります。

とても注意が必要と思います。

そういう会社は自然素材を使っていたりして、ホウ酸系の防蟻処理材を使っていることをアピールしたりしますが、

ホウ酸系の塗布材料はともていいのはわかりますが、施工性が難しくて当社では使いません。

どうしてかというと

水溶性のため、雨などが降ると流れ落ちてしまうんです。

つまり

土台敷の時に塗布したとしても、そのあと雨が降って土台が濡れてしまったら、流れ落ちるということです。

それで5年保証といっても本当に大丈夫なのか?と思います。

だから、雨養生を完璧にできなければホウ酸系の防蟻処理材は使えないと思っています、怖くて仕方がありません。

よって

少し高いですが、加圧注入された材料にしているんです。

次回お伝えしますが、柱も筋交いも当社は加工をしてもらっています。

防腐防蟻処理って簡単じゃないし、非常に怖いことなので、しっかりした材料選定が必要だと思っています。


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次回は上棟作業についてお伝えします。

2月のお話がやっとできるようになりました。

家づくりのお話はまだまだ続きます。

次回もお楽しみにー


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