高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート１３＝化粧木工事 | BLOG | お知らせ・ブログ | 設計・施工・不動産 一級建築士事務所 のびのび子ども住宅

断熱施工が完了し、気密測定がいい結果で終わった
高槻市の土間リビングのある家は、木工事が本格化。

木工事はこの断熱と気密測定の前と後で大きく内容が変わっていくことは以前にもお伝えした通りですが、

本格化した木工事は、いわゆる、化粧部分に入っていきます。

化粧部分とは、
フローリングをはったり、窓枠をつけたり、階段、和室といった造作をこしらえたりという内容。

同時に
石膏ボードを貼り付けていったりという仕事も入ってきます。

それまでは
家の下地が中心で見えない部分でした。

見えない部分は見えない部分ですっごく大事。

なぜなら、見えない部分は何年も経ってからゆがみやひずみが生じてくるのを抑えるためのもの。
ここがしっかりしていないと、クロスが割れてきたりといった劣化が進んでいくんです。

当然、劣化はするのですが、それがやっぱり腕のいい大工さんだとしっかりと考えてくれているため、
痛みが小さいっていうんでしょうかね。

そして
意匠の部分である化粧もやっぱり大工さんの腕の見せどころ。

この現場も、大工さんを悩ませるいろいろな造作がたくさんありました。

和室の床柱でしょ、
解体前の障子を再利用するための敷居や鴨居といった造作でしょ
階段に、窓枠に、造作収納に。。。

あ、
外壁や軒天もありました。

それは、それは、たくさんの仕事がいっぱい出てくるわけで、大忙し、そして気を使いながら木を扱っていく。

まさに注文住宅ならではの光景でした。

今回は解体前の家の材料をいくつか再利用をする

これがテーマとなってとりかかりました。

その一つが床柱です。

床柱は以前の建物の床の間、仏間に使われていましたが、

単に解体して廃棄するのではなく、再利用。SDGS的に考えていこうということと、
思いである材料ですので活かしていこうということで使っています。

さて、どこに使おうか？？とプラン中にいろいろ考えていたわけですが、
長さの問題がやはり床柱にはあり、きれいに使える部分を切り取って使うことになったわけですが、

そうだ！！

ご主人の書斎の間仕切り壁に使う！と決めてご提案。

ご提案内容は非常に喜んでいただきました。

そして

大工は悩むわけですね。

きれいにきれいに加工をしていくわけですが、
替えがきかない再利用品。傷つけることなく、美しく仕上げる。

まさに、丁寧な仕事が求められるわけで。。。

で、YouTubeでご紹介(*´▽｀*)

床柱の足元を加工し、フローリング部分との取り合いを見事に作ってくれました。

見習い中の息子大工もじーっと見ながら勉強です。

カメラマンの九万田も勉強です。

カメラで撮られている大工さんは緊張です。

再利用はこちらもそうなんです。

雪見障子。

前の家の縁側にあった雪見障子。

これを今回は和室と土間リビングの間に使い、抜け感のある空間にするために再利用しました。

これにあわせて

敷居や鴨居といった部材を加工。

また

この建具にあわせて壁を起こしていくなど

この建具の工事が続きます。

こうやってひとつずつ大工さんが工事を進めていただき、美しく機能的な家ができあがっていくのでした(*´▽｀*)

注文住宅って楽しいなー

・高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート１＝プランニング

・高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート２＝打合せスケジュールについて

・高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート３＝解体

・高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート４＝地鎮祭
・高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート５＝基礎工事１

・高槻市の土間リビングのある家＝工事レポート６＝基礎工事２チェックポイント

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