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枚方市の新築工事=防腐防蟻処理=

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ゴールデンウィーク始まりました。
今日は現場はお休みして事務所にてゆっくり作業をしています。
そんな中、実家ではシロアリ被害が大変なことにΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

家づくりにおいて、シロアリの被害があっては大変なことになります。
今日は防蟻処理についてのお話をしていきます。

もくじ
構造設計が構造設計通りの働きをするために
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実家は築45年を迎える家です。
建築の仕事をしていますが、実家の手入れまでは手が回らず、ほったらかし。
そんな実家に先日行きますと、ごそごそと何かが動いている。

大量の羽ありがそこに歩いているではありませんか!!

ぎょぎょぎょ

です。

これはやばいことになっている、シロアリの被害にあっている。
即、知り合いの防蟻処理の会社に連絡しシロアリ対策をしてもらいました。

実際、床下にもぐると蟻道があり、トイレのところから土台を少しかじられているのが発見。
床組も少しやられているとのことでした。

大きく被害はなかったので少し安心しましたが、しっかり処理をしてもらいました。

この時期、湿気があるところ、そして暑くなってくるころ、シロアリが活動を始めます。
実際に羽アリが飛び出しているということはシロアリの被害が出てきているということ。

そうなるまえに、新築である家づくりにおいては、そのようなことがならないように考える必要があります。


のびのび子ども住宅がどのように考えているかは依然のブログにも書いていますが、
私たちは、兼松サステック㈱の材料を使っています。


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これは
オリンピックが開催された国立競技場の木の部分に使われた材料と同じで
木が腐らない、木がシロアリ被害から守られるように、材料を薬剤注入しています。

木を大きな大きな窯にいれて、薬剤を芯まで含侵するように注入していきます。

実際に大阪の工場にも見に行きました。

検品作業の状況や、出来上がった材料が狂いが出ていないのか、など気になるところがありましたので
実際に工場に出向き確認をし、これなら大丈夫だな、と思いましたので、これを使っています。

さて、
どうしてのびのび子ども住宅がこの材料を使うのかですが、
当社は打合せから構造設計、そして現場管理までを一貫して行っています。

ホームページや当社の新しいパンフレットにも書いていますが、
プランニングは眞理子さん、そして構造設計、断熱設計、申請、そして現場管理は忠孝が行っています。

その中の構造設計についてです。
構造設計をしていてこのように思うのです。

構造設計が構造設計通りの働きをするために

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構造設計をしていて、現場監理をしていますと、
この構造が構造として働くためには、釘のピッチや金物の取付状態などが大切なんだなってつくづく実感します。

この耐力壁が地震が発生した、大きな台風がやってきた
そんなときに、耐力壁としてつっぱってくれていることになる。

設計者ですから、それがその働きをすることが当たり前に感じますが、
そのためには、職人さんがたの正しい知識の元、しっかりと施工をしてもらう必要があります。

と同時に、
この材料が、そんな非常事態であったとしても、新築時と同様に品質が保たれている必要があると思うわけです。

つまり
工事がスタートした時は新築であり、その筋交いも耐力壁もまったく新しい状態なわけですが、
数年たち、数十年たち、その時は新築と同じように品質が保たれていなくなっていたら。。。

シロアリの被害にあい、その筋交いが虫に食われてぐちゃぐちゃになったとして、そんなときに地震が来たら、
正しい働きをするのだろうか??と

新築の構造設計でいくら許容応力度計算で耐震等級3をクリアしたとしても
その結果が幾年も続くなんてことがない場合は、果たしてそれは耐震等級3をクリアした長期優良住宅なのだろうか?って。


九万田の実家も
45年たってシロアリの被害にあいました。
しかし、被害は土台周辺の部材をチェックできただけで、柱の上のほうはどうなのか、筋交いはどうなのか、実際に知ることが出来ません。
それを知ろうとするならば、壁を解体し、状態をチェックしなければならないからです。

正直難しいですね。

であればです。
新築の家づくりの段階において
何十年もたった時も同じ品質が保たれるような材料を選定すべきなんじゃないかと思うんです。

シロアリ被害にあった筋交いでは大地震には対応できません。

腐ってしまった柱では柱頭柱脚金物も効果が無いのと同じではないでしょうか。

そうではなく、
被害にあわない材料で、そういった被害にあわない作り方をしなければならないと思います。



のびのび子ども住宅は兼松サステックの加圧注入材を使っているんです。

兼松サステックの加圧注入材をのびのび子ども住宅では使用していますが、

使用している部材は

土台
大引
1階柱
1階間柱
通し柱
筋交い

です。

こういう部材を加圧注入材を使用することによって腐らない家を作り上げます。

もちろん、通気工法ですし、もちろん、ヒノキ材です。

設計はもちろんですが、材料選定、そして腐らない、シロアリの被害にあわない作り方を考えながら設計する必要があります。

防蟻処理も確かにいいのですが、しょせんは5年、
ホウ酸系の防蟻処理材も水溶性なので雨がふって濡れてしまえば効果がないなど

コスト的にはメリットがあっても、お客さんの将来につづく家という財産は守られないのではないかと考えます。


家づくりはその時だけではありませんからね、ずっと住み続けられる家でないといけないんですからね。


今日はここまで。
次回はその作り方についてお話していきたいと思います。



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