枚方市の新築工事=気密測定C値=0.13=
高槻市で新築工事の設計、施工の家づくりをお手伝い、
1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。
今日は、高槻市ではJAZZいっぱいの日になっています。
高槻市JAZZストリート。
毎年楽しみにしていますが、コロナの影響もあって開催されないのかも??って思っていましたら
今年はあります!!
久々にお休みをいただいて町に出かけてきます。
さあ、ブログは気密工事についてです。
気密の数字についておさらい
のびのび子ども住宅が
設計施工監理する枚方市の新築工事現場にて
“気密測定”を行いました。
扇風機のような形の測定器を使い、
お家の外へ空気を出して「隙間」の量を調べます。
隙間が大きいと
なかなか数字が出てこないのですが、今回、
『さあ、はじめますよー』って言ってから、1分もたたないくらいで終わってしまいました。
結果は、
αA(総相当隙間面積)16㎠
S(建物外皮実質延床面積)122.53㎡
C(相当隙間面積)0.1㎠/㎡
どうぞC値にご注目を!
16㎠が隙間なのですが、
これを面積122.53㎡で割ってみます。
16÷122.53=0.13058・・・
というふうに、数値が出てきますが、これがC値というものです。
1以下だったら高気密だなんて言う人もいますが、
ちょっと違う。
0.5以下だったら計画換気が確実に行われっるっていう人もいますが、
まあ、そうかも。
0.2以下だったらすごいって言う人もいますが、
そりゃそうですね。
大事なことは
これは建物内の隙間面積がほとんどない
ということ。
家全体に対し、隙間が1円玉約4枚分しかないのです。
家にはいろいろな隙間ができます。
窓と壁のちょっとした隙間。
玄関扉の隙間。
電気の線、水道や汚水配管の隙間。
断熱の隙間。
いっぱいあるんですが、
隙間が多い建物ほどC値は高くなります。
隙間の多さはお家が寒い原因の一つ、
侮ってはいけません。
隙間が多いと、空気の移動が生じます。
移動が生じるということは、温度差が生じるということ。
経験あると思います。
足元がすーすーと寒くて、天井付近があったかい。
いわゆる
冷えのぼせ
隙間が大きいとこういうことが起こりやすくなりますね。
実は今回の測定値は、
建物の内装が完全でない状態でたたき出したもの!
のびのび子ども住宅では、
高気密高断熱・パッシブ設計&換気システムにて
「夏は涼しく、冬は暖かい、クリーンな住環境」を実現します。
気密工事①土台から
気密工事はどの段階からしているのかといううと、
のびのび子ども住宅では、土台敷から行っています。
写真は基礎の上に気密パッキンを敷き込みしている段階です。
基礎と土台との間からちょっとした隙間が生じないように、
気密パッキンを敷きこむのですが、まっすぐのところはまあ、簡単です。
コーナー部分はやっぱり難しい、
このあたりから漏れが生じるのだなーとおもうところは、徹底的に気密処理をします。
他にも、外壁部分には気密処理を行い、万全にしていきます。
気密工事②屋根の処理
家はたくさんの細かいところがたくさんあるとお伝えしました。
そこから空気が漏れて、気密が悪い家になっていくわけですが、
あらゆる中で思うのが、隅っこの部分であり、
その中でも屋根部分が特に気密が落ちる原因になるのではないかなって思います。
写真は九万田です。
『先生~何してるんですかー??』って大工さんに言われますが、気密処理をしています。
当社の断熱はセルロースファイバーの屋根断熱ですから、セルロースファイバーを袋状に閉じ込める必要があります。
その部分から断熱材が漏れるということは、空気も当然漏れるということ。
だから、その部分をテープでしっかりと止めているのを自撮りしました。
ほふく前進の逆番。
背中をすりすりさせながらテープを貼っていきます。
正直、大工さんにやってもらってもいいのですが、大工さんは木工事に集中してもらったらいいと思ってます。
よって、設計であり、現場管理である、九万田がこの担当に必然的になるわけです。
お打ち合わせをしているお客様とは
現場には九万田いますから~とよくお伝えしていますが、
打合せの時とはちょっと違った九万田が現場にはおります。
こういう細かな作業をしています(*´▽`*)
他にも