高槻市の土間リビングのある家=工事レポート10=防水工事
注文住宅の新築設計から施工まで、そして耐震改修工事・断熱改修工事といった大規模リノベーションまで行っています
高槻市の 1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。
高槻市の土間リビングのある家の新築工事レポートは、10回目です。
防水工事についてお伝えしていきます
屋根の防水工事
上棟してできるだけ早い段階でやりたいことは、屋根の防水です。
屋根の防水ができていると、よほどの大雨でなければ中に雨が入り込むこともなくなり安心して工事が進められるからです。
しかしながら
上棟しても家の形によってはなかなか屋根の雨仕舞が進まないことも多々あります。
今回の高槻市の土間リビングの家も同じくです。
新築工事を進めるにあたっては、注文住宅のみならずですが、やはり雨が気になります。
今回の家は下屋根(1階と2階の大きさが違うため、1階部分だけを覆っている屋根)が大きくあります。
下屋根部分というのは
2階の外壁下地材が取り付けられないと屋根工事に進むことができません。
よって
上棟の時にできるだけ2階の外部についても工事を進めて
下屋根工事ができるように=屋根の防水工事ができるように段取りを進めました。
こんなふうに、タイガーボードEXハイパーをはってから
それにぶつけるように垂木を止めていきます。
そして、野地板をはって防水を仕上げていくんです。
これが段取り悪いと、雨仕舞が悪い日が続くし、
いろいろな業者さんをお待たせすることになってしまう。
お客様の材料も濡れてしまうことになる。
といったふうに段取りが大事な仕事が続くんですよね。
で、無事上棟が終えてルーフィングをはってくれているわけですが、
のびのび子ども住宅では、ルーフィングも防水性能に優れたものを使っています。
田島のルーフィングなのですが、粘着性の高いものを使っていて、
遅延性の粘着性があるものですから、ゆっくりくっついていき、張り付くと隙間がなくなっていくんです。
ルーフィングの隙間が空いているとそこから毛細管現象のように雨が伝わってくる可能性があります。
そんなことになっては防水の意味がなく、
その下にくる断熱材も水を含んでしまった状態になるため、様々なことが悪くなっていくんです。
下地材は何を使っているのかもしっかりとチェックをすることをお勧めしますね。
こちらのお施主様も何を使っているのかと聞かれたことがありましたが、
これですよって写真を見ていただいて安心いただけました。
注文住宅ですし、ちょっとでもいいものを使っていい家にしていきたいですよね。
さて、
屋根防水で大事なことは何かというと
さきほどから出てきているルーフィングの施工ですね。
チェックポイントとしては
当然、順番に張られているかどうかは大切なのですが、
あわせて、重なり部分がしっかりあるか=10センチですね。
ルーフィングには線が引かれているので、その線にあわせて重なっていればOKです。
そして