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高槻市の土間リビングのある家=工事レポート7=上棟前の準備

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注文住宅の設計から施工まで新築工事、そして耐震改修工事・断熱改修工事といった大規模リフォームまで行っています
高槻市の 1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。

高槻市の土間リビングのある家の新築工事レポートも、もう7回目です。

今日は木工事前の準備についてです。

もくじ
基礎脱型後のチェック
水道設備の準備
搬入計画も大事
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基礎脱型後のチェック

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基礎工事が終わり、型枠をはずすと、その基礎の出来不出来がわかります。
基礎の脱型の時は、ドキドキしますね。

いつもいいますが、
コンクリートは手を入れればいれるほど、美しく、丈夫でになります。

コンクリート打設については以前のブログ記事

・寝屋川市での注文住宅 新築工事=基礎工事

をお読みいただくと参考になるるかな?って思います。
コンクリートの打設の時の注意とか、書いています。

また、その建物については、NEYAGAWANOIEをクリックしてくださいね。


脱型した後に確認したいことは、
ジャンカやクラックなどがないかといったこと。

コンクリート打設時に、十分に鉄筋と鉄筋の間に回っていかなかったり、コンクリートの分離があったりして
表面が亀の甲羅のように仕上がってしまった場合など、不良施工があったりします。

美しくない!

は、やっぱり不十分だった施工というわけですね。

また
養生期間中に、急激に寒くなり硬化途中で凍結してしまったり、
逆に急速に水分蒸発が起こってしまったりすると、
コンクリートの表面がスカスカになったりひび割れたりします。

これも管理ができていなかったことによる施工ミスです。

人がすることですから、仕方がない部分もありますが、
季節によって材料の配分を変えたり、養生期間を長くとったり、散水したり、保温したりと
やり方はいろいろあります。

高槻市の土間リビングのある家の基礎はきれいにしあがりましたが。
大きなクラックは全くなく仕上げることができました。

少し、気になる部分はモルタルをきれいに塗り上げて仕上げてもらっています。
(構造上、問題の無い部分です)


当然、打設してしまってからは遅いのですが、ねんのためのチェックを行います。

それは、
・アンカーボルトの位置が間違っていないかどうか、
・ホールダウンアンカー位置が間違っていないかどうか、
・コンクリートの幅や、人通口の位置に間違いはないかどうか、

こういったことをチェックしています。
完璧でした。

ちなみに
今、養生期間中の島本町の新築現場も先日、チェックを行ってきました。

土台接手の位置の確認や人通口の位置など
間違いがないかどうかをチェックしておきます。

土台敷の時に、アンカーが無いとか、位置がおかしいとなると、その作業が混乱してしまいますから。

こちらも問題なく進んでいます。
(島本町の新築工事もブログ書かなきゃって思ってますが、、、かけていません、、、)

それらのチェックが終わり、基礎を掃除して、
次は、、、

水道設備の準備

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基礎工事が完了し木工時までの間、
単純な養生期間ではなく、水道工事の設備施工を行っていきます。

先行配管という作業です。

新築住宅も無駄に進めないで工事の段取りよく進める必要があります。

ちなみに
協力業者さまから、『のびのび子ども住宅さんと工事工程はスタートから最後までほとんどズレませんね』といわれます。

工事というのは遅れるものという感覚がありますが、
うちの工程は、ビシーッと決まっていて、ほとんどズレません。

大工さんのスピードによって若干の差異は出ますが、それでもバッファー内に収まるようになっていて、
びっくりされます。

最後のほうで
設備屋さんや電気屋さん、そしてクロス屋さんに、外構屋さんが、工程がなく厳しいといったことを
泣いているなんてことよく聞きますが、
うちはその点が自慢で、職人さんがストレスなく進められるようです。

さて

設備の工事ですが、
これも、
枚方市の新築工事=ー基礎養生期間のもろもろ=
という記事を以前書いています。

この枚方の家は、
日本エコハウス大賞を受賞した
ヒバの門扉の先に広がる木々に囲われた家
です。

こちらもぜひご覧くださいね。

先行配管も図面をすべて記載していますので、
ポイントを指示してすすめていきます。

内部はトイレやお風呂といった位置がどこにあり、
どのように排水をしていくのか。
また、水道の引込はどこからで、給湯器とどのようにつなぐのかの確認です。

当然、基礎打設前に配管の仕込みを行っていますから、それの再確認です。

それ以外はやはり外部。
外部はどの位置に雨水を拾うようにするか、
汚水配管をどのようにとっていくのかを指示していきます。

それは
外構計画とからんでくるからです。

設備配管をしてしまって、その位置を外構で再度掘り返すことになったら大変ですし、
邪魔にならないように配管計画をしなければなりません。

どういうことかというと、
例えば、門扉を取り付ける計画になったとしましょう。

門扉をここに取り付けたいと思っても、
その位置に、雨水の泥ための枡があったとしてら、枡をどけなければならないか、門扉位置を変更しなければならないか
いずれかの選択になりますね。

2度手間です。

こうならないようにするにはどうすればいいでしょう?

この高槻市の土間リビングのある家の工事レポートを読んでいただければお分かりですね。

外構計画を早い段階からしておく

それに尽きます。
のびのび子ども住宅では、基本プランの段階からおおよその外構計画を組み立てており、
詳細打合せの最初の段階で外構計画をご案内しています。

予算取りが大事というお話をしていますが、
この、先行配管の時に、外構はこのようになるからねーっと設備業者さんにお伝えしておきます。

くまちゃん、早いねーって
これもびっくりされることですが、外構計画が決まっていると設備業者さんは安心して作業が進められるんですね。

高槻市の土間リビングのある家は
スロープ工事を行う計画にしてましたので、枡についてはどの位置が化粧になるのか、また車がのっても大丈夫な耐圧タイプにするのかなど
初めから対応をしてもらっています。


搬入計画も大事

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設備工事も完了し、いよいよです。

上棟目の前に迫ってきているときに重要なのは、
材料搬入です。

材料搬入計画がうまくいくと、上棟がスムーズに進みますから。

高槻市の土間リビングのある家は敷地に十分な広さがありますから、上棟前に全部の材料を入れ込みました。
土台から柱から、屋根材まですべてです

そうなるとやっぱり、きっちきちになりましたね。
1棟分の材料がそこに積まれると、その量もかなりのもの。

搬入したわいいけれども、大工さんの車は入れられるのか、
レッカーは配置できるのかなどなど、
動きづらくなってしまっては意味がありませんから。

作業スペースを考えながら、何をどこに配置していくのか、仮設計画といいますが、その点も重要になってきます。

材料搬入をし、
シートをかぶせて、シートにテープをはって、このシートの中には何が入っているか、を印をしておく。

書いておければ、シートを全部めくらなくてもどこに何があるのかがわかるので、段取り良く進められますから。

段取り一番ですね。


それらが終われば、
足場を設置。

いよいよ木工事スタートです。