第6話|“これからの20年”を見据えた断熱改修と補助金という選択肢
2階の寝室を1階へ移すという間取り変更を検討する中で、
私たち九万田家がもうひとつ強く感じていたことがありました。
それは、
「どうせ工事をするなら、この先20年を見据えた住まいにしておきたい」
ということです。
- もくじ
20年前の家は「アルミサッシが当たり前」だった
今の住まいは、築約20年。
当時の住宅では、窓=アルミサッシというのがごく一般的でした。
実際、私たちの家もすべてアルミサッシ。
ペアガラス(複層ガラス)が普及し始めたのも
ちょうどその頃(2000年代前半)で、
・単板ガラス+アルミサッシ
もしくは
・ペアガラス+アルミサッシ
という仕様が主流でした。
つまり、
「断熱性能は、今の住宅と比べるとどうしても弱い」
という現実があります。
断熱性能を高める=暮らし方の自由度を高めること
第3話でもお伝えしたように、
ぴーちは暑がり寒がり。
だから冷暖房は欠かせません。
でも、誰もいない1階のLDKに
冷暖房をつけっぱなしにしておくのは
やはり光熱費の面で気になっていました。
そこで出てきたのが、
「家の中をどこにいても同じ温度で暮らせるようにする」
という考え方です。
温度差の少ない家は、
・ヒートショックのリスク軽減
・高齢期の暮らしやすさ
・ペットの健康への配慮
・光熱費の削減
といった、
“温熱環境のバリアフリー”にもつながります。
だからこそ、
「1階に寝室をつくる+断熱性能を高める」
この2つはセットで考えるべきだと感じました。
2025年(令和7年度)の住宅リフォーム補助金
ちょうどそのタイミングで活用できたのが、
国の住宅省エネリフォーム補助制度です。
2025年(令和7年)は主に、
・窓の断熱リフォーム
・住宅全体の断熱改修
・省エネ設備(給湯器など)の更新
といった工事に対して補助金が用意されていました。
私たち九万田家では、
エコキュートはすでに交換済みだったため
省エネ設備の補助は申請していませんが、
窓の断熱リフォームについては申請を行いました。
既存のアルミサッシを、
断熱性能の高い仕様へと改修していくことで、
・室内の温度ムラの改善
・冷暖房効率の向上
・結露の軽減
といった効果が期待できます。
今の新築は「樹脂サッシ+ペア(またはトリプル)」が標準
ちなみに、
現在の「のびのび子ども住宅」の標準仕様は、
・樹脂サッシ
・ペアガラス
となっています。
さらに、
法的条件やコストバランスに問題がなければ
トリプルガラスの採用も行っています。
20年前の住宅と比べると、
窓の性能そのものがまったく別物
と言っても過言ではありません。
2026年(令和8年度)も補助制度は継続予定
そして2026年(令和8年度)も、
・先進的窓リノベ
・断熱改修
・高効率給湯器導入
などを対象とした
住宅省エネ関連の補助制度は
引き続き実施が予定されています。
※制度内容や補助額は年度ごとに変更されるため、
最新の公募要領の確認が必要です。
間取り変更は「性能向上のチャンス」
間取りの変更や、
1階への寝室移動といったリフォームは、
どうしても
「レイアウトの話」になりがちですが、
実は、
住まいの性能を見直す絶好のタイミング
でもあります。
この先の20年を、
ぴーちと、そして家族が
安心して快適に暮らしていくために。
私たち九万田家は、
断熱改修+補助金活用
という選択をすることにしました。
▶ 回遊導線(巡回はこちら)
▶ぴーちとの暮らしリフォームシリーズ
- 第1話|きっかけはぴーちとの暮らし方でした
- 第2話|収納を考えるということ
- 第3話|温熱環境のバリアフリーという考え方
- 第4話|1階に寝室をつくるという選択
- 第5話|5人家族、20年後の住まい方
- 第6話|断熱改修と補助金の活用
- 第7話|窓断熱リフォームの考え方
- 第8話|これからの20年を、ぴーちと一緒に暮らすということ
「間取り変更だけでなく、断熱まで一緒に考えた方がいい理由」を
知りたい方は第3話からお読みください。
▶ 次回予告(第7話)
次回は、
実際に行った
「窓断熱リフォームの工法」
について、
・内窓設置
・カバー工法
・ガラス交換
それぞれの違いや、
補助金対象となる工事の考え方について
実体験をもとにお伝えしていきます。
▶ FAQ(よくあるご質問)
Q.20年前のアルミサッシでも補助金の対象になりますか?
A.はい、既存の窓がアルミサッシの場合でも断熱性能を向上させる改修(内窓設置・外窓交換など)を行うことで補助対象となる可能性があります。
Q.窓だけのリフォームでも効果はありますか?
A.住宅の熱の出入りは約50%が窓と言われています。窓の断熱性能を高めるだけでも冷暖房効率の改善や結露軽減などの効果が期待できます。
Q.補助金は誰でも申請できますか?
A.補助金制度は登録事業者による申請が必要な場合が多く、施工会社を通じて手続きを行うのが一般的です。
Q.2026年も同じ補助金は使えますか?
A.制度は継続予定ですが、補助額や条件は変更される可能性があります。最新情報の確認が重要です。