高槻市の土間リビングのある家=工事レポート2=打合せスケジュールについて
高槻市の1級建築士事務所 株式会社のびのび子ども住宅 九万田です。
寒くなってきましたが、現場はアツアツです。
さて、その現場、高槻市の土間のあるリビングの家についての現場レポート第2段!!
詳細打合せについてです。
打合せは全て行うべし!!
前回のブログでお伝えしましたが、
お施主様との出会いは、令和3年12月、
そして、プランニングが進んでいき、最終系に至ったのは2月でした。
そのあと様々な打合せが入ってくるのですが、
大きくは当社からの提案内容を受けていただきますので、細かな点は大きく5点になります。
それは
- 住宅設備
- 外構計画
- 電気配線計画
- 収納計画
- 内装計画
この5つ。
タイトルにも書いています通り、打合せは全て行うべし!!です。
どうして打合せは全て行うべしかというと、
必ずです、大なり小なり必ず変更は生じますが、
どの時点の何が変更になったかのかが不明瞭になってこないようにすることと、
最終的に家の費用がいくらになるのかを早い段階で明確にしておく必要があるからです。
つまり、
全て行うべしといいますが、
これに合わせて、いつまでにすべてを行うべきかということになります。
お分かりいただければありがたいですが、
請負契約前にすべてを終わらす必要があるということです。
とはいえ、
先ほどもお伝えしました通り、
大なり小なり、必ず変更はあるもの、それが注文住宅です。
がしかし、
後で大丈夫は非常に危険を伴うのも当然です。
変更、変更で、追加が発生し、最終的に想像以上の金額になってしまった。
もう引くに引けない状態です、なんてことが無いようにしないといけないですね。
さて、
プランニング段階でほとんど当社は決めていることがありますので、
それほど多くのことをお決めいただく必要もないですが、
建築会社によっては、決めていかなければならないことも多いです。
例えば、
サッシの色とか樋の色とか。。。
内装ドアのデザインとか取っ手のデザインとか。。。
これは設計事務所である私たちだから思うことなのですが、
そのあたりはデザインに関わることなので、こちらサイド=設計事務所サイドで決めるべきことじゃないかな?って思います。
設計デザインで決め込むことをお施主様に決めていただく必要はない、
デザインは設計に、使い勝手はお施主様に、の線引きをしていかないと
何でもかんでも打合せに時間をかけてしまってはスケジュールがかかって仕方がないと考えます。
建築会社も様々ですが、
デザインによって価格も変わるし、デザインによって意匠性は大きく変わってくるので、
設計者の意図がプレゼンテーションから変わってきては、どうなのかな??と思います。
よって
のびのび子ども住宅では、打合せよりも、初回のヒアリングやプレゼンテーション時に時間をかけていますので、
そのあたりは、確認事項のように進めていきます。
それでも
5回の項目は打合せが必要になるんです。
住宅設備
外構計画
電気配線計画
収納計画
内装計画
ですね。
打合せの順番はこうあるべき
打合せが5つあることはお伝えしましたが、
順番も大事なんですね。
住宅設備や外構計画が詳細打合せの順番として先に来ているのは、
住宅に係る費用の内訳として、大きな比率を占めるからです。
例えば住宅設備の中でもキッチン。
のびのび子ども住宅ではキッチンは造作をすることなく
住宅設備メーカーの既製品をご提案します。
なかには造作で作ってほしいというご要望もありますが、
圧倒的に住宅設備メーカーのほうが安く上がりますし、使い勝手も絶対にいいんです。
それにメンテナンス性にも優れていますからね。
引き出し1つ1つを思い通りに作ることだってできる造作家具ですが、
思った以上に高くなってしまいます。
それならば、既製品を使ってもらたらどうかと考えるんですよね。
住宅設備の配置計画って
それほど見せる位置に配置することはあまりないんです。
どちらかというと生活感が出る部分でもあるので隠れるようなイメージ。
あえて
見せるキッチン、センターアイランド型のキッチンをご希望、とあらば、
それは、造作で作り込むのですが、そうでなければ、既製品を使う。
このように
ご要望によって住宅設備って変わってくるんです。
そして、場合によっては費用が大幅に変更する可能性がある打合せになります。
住宅設備は早い段階で詳細を決めておくことが大事なわけです。
同じく
外構もそうです。
住宅会社によっては外構計画は外構屋さんにお任せという会社もあるようですが、
多くのハウスメーカーはそうですかね??
先に述べましたように
家の外観からプランニングは進めていくことが多いですが
(=プランニングの進め方のブログを参照くださいね。
=プランニングの手順1 ~プランニングは何から始めるか~)
外観が決まっているということは、家の周りのデザインも決まっているということです。
どこに照明があり、どこの植木を配置するか、
当然、車の位置も決まるし、ポストの位置も決まります。
そうならば、どんなデザインにするかも決まっているわけです。
決まっていなくても、設計デザインする人の頭の中には思い描いているわけですね。
ならばそれを決めていく必要があるのですが、
外構って扱う材料によって大きく変わります。
コンクリートなのか、インターロッキングなのか、
アルミ製の部材なのか、木製の部材なのか。
のびのび子ども住宅では
門柱は杉板打ちっ放しのRC塀がほとんどで、
植栽は大きさと配置計画だけを先に決めておきます。
アプローチ部分は洗い出し仕上げ。
多くのデザインはこういう素材を使うと決めています。
素材が決まっているのでおおよその金額もわかっていますが、
申し上げた通り、家づくりの中の金額比率は、住宅設備と外構がけっこう大きいので、
予算として把握していただく必要があります。
この2つがバシッと決まると
ほぼ家の費用が確定していきます。
もちろん
照明器具やスイッチ配線によっても金額は変わりますし、
内装材についてもクロスを予定していた部分が塗り壁に変更する場合もあります。
大きなものから決めていき、
小さなものまでしっかりと決めていく必要がある。
住宅設備→外構計画→配線計画→収納計画→内装計画
こうやって決めていくともれなく進めることができるでしょう。
外構工事をハウスメーカーのように
協力会社に依頼をして丸投げなんてことになると、
家は出来上がったけど、外構工事が全く仕上がっていないまま引越しをしなければならないなんてことになります。
外構工事も数百万レベルになりますから、
初めからしっかりと計画をしたいですね。
それでも再度打合せ
ぜーんぶが決まった。
請負契約までに全部が決まった。
これで完璧!
ってなればいいですが、なかなかどうしてやっぱり変更は出てきます。
だけれども
〆はやっぱり必要で、請負契約時点でいったん決めておく必要があります。
請負契約は金額も確定させますし、図面も確定します。
それ以降の変更は、この金額から変更になるし、
それ以降の変更は、この図面から変更になる。
明確です。
のびのび子ども住宅では
お施主様、大工さん、九万田、の3者が同じ図面を持っていて、
変更がある場合は、修正日を記入し変更箇所を明確にしていきます。
あわせて
工程表も3者同じものを持ち合わせますが、
工程表に変更可能な最終の締め日を記載しています。
これまでだったら対応できるけど、それ以降はもう無理、
それぐらいお施主様も緊張感をもって家づくりに向き合ってもらっています。
お施主様を焦らすつもりはありませんが、
やり直しが無い家がやっぱり一番いい状態になり、
職人さんたちもモチベーションが高いまま進めていきます。
だから
後戻りができない部分のチェックがあり、後戻りしないように現場を監理していくことが大事になるんです。
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